その他
2017.09.01
画鋲や釘であいた「壁の穴」を塞ぐ方法
画鋲や釘で壁に穴をあけてしまうと、そこが目立ってしまって見た目が悪くなります。また、賃貸マンションなどで部屋を借りている場合だと、退去時に修繕費を支払う必要があるかも知れません。普通に生活をしていれば、誰でも画鋲や釘は使いたくなるので何とかして穴を塞ぎたいと思う人は多いことでしょう。でも、安心して下さい。実は簡単に塞ぐ方法があるので、これから詳しくお伝えして行きたいと思います。
“使うのは木工用ボンドとティッシュ”
必要なものは、木工用ボンドとティッシュです。これに加え、穴と同じ大きさの画鋲もしくは釘も用意して下さい。後述の(自分でできる「壁の穴の塞ぎ方」)でも説明していますが、木工用ボンドとティッシュを埋めるのに画鋲か釘が必要になります。また、今回は壁が白色の場合のやり方なので、木工用ボンドとティッシュは白色のものを用意して下さい。さらに、木工用ボンドは注ぎこむ必要があるので、手で持ちやすい小さめのタイプが適しています。もし、大容量のものが家庭に余っている場合なら、小さなプラスチックの容器などに少量だけ移し変えて、画鋲や釘あるいはつまようじなどの先端につけて使うと良いでしょう。なお、白色以外の壁に穴をあけてしまった場合は、ティッシュの代わりに色付きのカラー紙粘土を使えば大丈夫です。この時、カラー紙粘土を埋める必要があるので、つまようじなどがあると便利です。
“自分でできる「壁の穴の塞ぎ方」”
まず、穴にボンドを少量だけつけます。ボンドをつけたらすぐに画鋲か釘のとがったピン先とティッシュを近づけて、中に入れる用意をします。続いて、ティッシュのはし部分をピン先で穴に埋め込みます。この時、埋める量は出来るだけ少なくするのがきれいに仕上げるコツです。さらに、ピン先で押し込んで3回ほど繰り返したら、ピン先でティッシュを押さえたまま余分な部分をちぎって下さい。次に、中に残ったティッシュをさらに奥へと押し込みます。もし、多すぎてうまく入らなければ、穴の中のティッシュを取り除いてもう一度入れ直す必要があります。ここで妥協してしまうと、仕上がりが汚くなって穴を埋めた部分が目立ってしまうので注意して下さい。作業を続けて、穴が全部埋まったことを確認したら、余分なボンドを指先で取り除きます。最後に、指の爪先で壁紙の模様に合わせるように凹凸をつけるときれいに仕上がります。
“画鋲を使うときは刺す場所に注意”
たいてい、部屋の壁は「石膏ボード」で作られていて、この壁には画鋲を刺すべき場所とそうでない場所があります。もし、部屋の壁が石膏ボードなのかわからない場合は、画鋲を刺してみて下さい。ピン先に白い粉がついた場合は石膏ボードで、粉がつかない場合は薄型の木壁などであることが考えられるでしょう。また、ピン先が刺さらない場合は、コンクリートや厚い木壁である可能性が高いです。石膏ボードの下地の中には、木材か軽量鉄骨の間柱があります。しっかりと画鋲を刺すためには、この「間柱」をねらう必要があります。間中は基本的に等間隔で設置されていますが、特定の場所だけ置かれていない場合もあるので、注意が必要です。置かれている場所を探すには、手を軽く握って壁をノックするように叩いて下さい。間柱が入っている場所なら詰まったような「ペチペチ」とした硬い音がして、入っていない部分は空洞なので「コンコン」と軽い音が鳴ります。 壁の穴について色々と説明して来ましたが、上記の内容の通り穴は簡単に塞げます。もし失敗しても、木工ボンドとティッシュを使っているため何度でもやり直しがききます。納得のゆくまで繰り返せば、作業の仕方が良くわかるようになりますし、慣れることでよりきれいに穴を塞げます。少しの工夫と根気があれば、今以上に部屋の壁を活用出来るようになるでしょう。"