その他
2017.09.01
知っておきたい正しい家電配置~電子レンジ編~
冷えたものを簡単に温めることができる電子レンジは、家庭になくてはならない家電の一つになっています。けれども配置する場所が悪ければ使いにくいですし、一人暮らしなどキッチンスペースが狭い場所では置く場所がなくて困ってしまう場合もあると思います。電子レンジを活用するために最適な場所のポイントを抑えておくとよいのではないでしょうか。
“周囲の家電や壁とは隙間を作る”
電子レンジを配置するときには、高熱で食品を温める家電なので内部に溜まった熱を放熱するスペースを確保することが大切です。隙間なく電子レンジを置いてしまうと後ろの壁が熱によって変色してしまう可能性もありますし、左右に他の家電を配置している場合は故障の原因にもなります。 電子レンジの上にちょっと物を置いてしまうという人もいるのではないでしょうか。上部も放熱のためには重要な場所なので、物を置かないで隙間を開けておくことが大切です。基本的には電子レンジの周りは10㎝ほど開けておくようにします。 また電子レンジは電磁波によって食品を温めるので、周囲にスマートフォンなどの通信機器を置いておくと電波通信に影響が出てしまいます。最近ではWi-Fiにつないで操作できる家電も増えているので、近くには配置しない法が安全です。できるだけ他の家電とは話して配置するのがポイントです。
“扉が使いやすい向きに開くように置く”
電子レンジを配置するときは、扉がどのように開くのかもポイントになってきます。左右に開くものや前に開くものなどいろいろなタイプがあるので、開く向きによって使いやすい配置場所が変わってきます。 例えば前に開くタイプのものは、高めの場所に置いてしまうと取っ手が高い位置になってしまったり開いた扉が邪魔になって中の食品の出し入れが大変になってしまいます。前に開くタイプの電子レンジを配置するときは、低めの棚などに置くようにするとよいでしょう。 左右に開くタイプのものは、近くに壁や食器棚などがない場所が最適です。例えば左に扉が開くタイプなら、左側に壁や食器棚などがあると完全に開くことができなかったりして不便です。開く方向には十分なスペースを確保することが使いやすくするポイントになります。設置する場所が決まっているのなら、扉が開く方向をチェックしてから購入するとよいのではないでしょうか。
“オススメの電子レンジ配置場所”
一人暮らしでキッチンのスペースが狭い場合や、家族の人数が少なくて小さめの冷蔵庫を使っているなら、電子レンジは冷蔵庫の上に設置するとスペースを有効利用できます。それに冷蔵庫の傍にはコンセントもあるので電源を確保しやすいというメリットもあります。 大きな冷蔵庫を使っている場合は、電子レンジを配置できないので使い勝手の良い場所を探して設置するようにしましょう。 どういった場所が使い勝手がいいのかというと、まず高さは胸の高さぐらいが食品を取り出しやすくて便利です。また出来るだけ調理をする場所に近いほうが、料理にも活用しやすいでしょう。 高すぎても低すぎても毎日のように使うことを考えると、ストレスになってしまうので立ったまま無理なく使える胸の高さぐらいのカウンターや食器棚などに配置するのがおすすめです。 キッチンの広さに合わせて電子レンジの大きさを選ぶのもポイントになります。 電子レンジは食品を簡単に温められるから、家電の中でも使用頻度が高い家電です。高すぎたり低すぎたりと、変なところに配置してしまうと使い勝手が悪くてストレスが溜まってしまうから、使いやすい場所を選んでおくことが大切です。また電子レンジは排熱する必要があるので周囲には十分なスペースを空けるようにしましょう。"