その他
2017.09.01
“光と風を取り入れる住宅で気持ちいい住まいを実現させるための3つのコツ”
目次
“光と風を取り入れる住宅で気持ちいい住まいを実現させるための3つのコツ”
家に入った瞬間に、この家、気持ちいいと思える家の条件はどのようなものがあるのでしょうか。そういった家には共通している特徴は太陽の光が降り注ぎ、風が心地よく通りぬけるという点です。どうしたらそのような家が作れるのかを考えてみましょう。
“光がたっぷりと射し込むような工夫をしよう”
どのように建てても光が十分にはいるような立地であれば、特別な工夫をしなくても大きな窓をつけておけば光が射し込む家になりますが、住宅が密集している場所では窓をつけるだけでは光が入らないこともあります。 隣家がすぐ近くに建っていたり、家の隣に光を遮る建物がある場合にはその土地の持つ特性を理解して、一日の中で光の入りやすい時間や方角を調べておくことが大切です。四方を建物に囲まれている場合には上から光を取り入れる必要がでてくるので、思い切って中庭を作ると全ての部屋に光が届きやすくなります。中庭は部屋の延長としても使えたり、植物を置いたりすることもでき、家の雰囲気を良くしてくれる存在です。 他には家の上層階からの光を下の階にまで届けられる天窓や吹き抜けを作ることも良い方法です。基本的に上層階のほうが光が入りやすいので、その光を工夫して他の部屋につなげると家全体に光が入ります。
“人気の高まる屋上緑化で光と風を楽しむ”
光と風を存分に楽しむ家にしたい時におすすめなのが屋上緑化です。これは通常は屋根になる部分を緑化してしまうことで、屋根の上に庭を作るようなものです。敷地面積が狭く、家を建てたら庭の面積がほとんどないという家にも最適です。光と風を感じながら土に親しみたいけれど場所がないという悩みを持つ人も屋根の上を活用すると良いでしょう。 屋根の上を緑化することで断熱効果も高まり、夏の暑さを和らるという効果もあるので室内環境を快適に保ちます。屋上緑化をすることで暑い夏も過ごしやすくなれば、気持ちいい家づくりができるでしょう。屋上緑化は近年人気が高まっており、特に都市部の家では多く見られるようになってきています。 屋上は普段使われることのない場所ですが、有効活用できると生活の質が高まります。屋上緑化は給水や排水の設備をとりつける必要があるので、取り入れる時は新築時がベストです。
“風の流れを考えた家づくり”
気持ちいいい家づくりに欠かせないもうひとつのポイントは風が通りぬけるように設計をすることです。光と共に重要な存在になるのが風で、風を感じながら生活できる家に人気が集まってます。風が通り抜けしやすい環境を作るためには、風の入口と出口の両方を考えておくことが大切です。いくら大きな窓をつけても開口部がひとつだけでは風が入ってこないので、開口部をふたつ以上作りましょう。 そして、開口部となる窓の位置も重要です。近すぎる場所の窓を開けておいても部屋の一部の空気しか入れ変わらずに、風が通りぬけることはできません。なるべく家中の空気がたくさん通りぬけるような風の通り道を確保しておきましょう。その時には家の向きを考えておき東西南北の風の流れを考慮しておくと効果的に風を取り込むことができます。また2階以上の住宅の場合には上下にも風が抜ける工夫をするとさらに家中に風が通りやすくなります。
“気持ちいい家づくりに必要なこと”
気持ちいい家づくりをする時には間取りや家の広さなどだけを考えておけば良いというものではありません。その家で生活をする時のことをイメージして、十分な光と風が入るような工夫をしておくことが大切です。特に住宅密集地など光も風も入りにくいような立地条件の場合には、その立地に合った工夫を考え出すことが重要になってきます。 どのようにして気持ちいい家づくりをするかは、敷地の特徴をよくふまえて考えていくことが大切で、必要であれば屋上緑化を取り入れるなど、他の家では見られない工夫をすることも選択肢に入れてみましょう。色々な工夫をして気持ちのいい家を実現させてください。 "