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2017.09.01
毎日使うものだから!歯ブラシを除菌していつでも清潔にしましょう。
口は食べ物を食べることから汚れやすく、それをキレイにする歯ブラシは生活に欠かせません。ところが、この歯ブラシは口の中をキレイにする代償として見えない雑菌が多くたまってしまい、それが原因となってトラブルを発生させてしまうことがあります。今回はこの歯ブラシについた雑菌を取り除く方法を紹介します。
“何故除菌が必要なのか”
なぜ歯ブラシを除菌する必要があるのでしょうか。口の中にはミュータンス菌をはじめとする300から500種類もの細菌がいて、それぞれが活動をしています。お店で陳列している歯ブラシはほぼ無菌ですが、口の中に入れて使用することによって次第に菌が歯ブラシに定着するようになります。定着する菌の種類ですが、だいたい口の中と同じぐらいの種類の細菌が付着するといって良いでしょう。口の中は唾液などの分泌液によって細菌の量や種類が一定のバランスに保たれているので、大きな問題が発生することはほとんどありません。ところが、歯ブラシには唾液のようにバランス調整をする機能がないので、細菌が増殖してしまうことがあります。そして、その細菌が増殖した歯ブラシを使用して菌が口の中に移ることによって細菌バランスが崩れてしまい、口内炎や歯周病などの病気が発生しやすくなるのです。そのため、歯ブラシも口の中と一緒と同じように定期的に除菌する方が良いでしょう。
“リステリンで除菌しよう”
歯ブラシは煮沸消毒をするとブラシ部分がバラバラになってしまうなど、除菌が難しい製品です。そのため、きちんと除菌したい場合はリンステンを使うことをオススメします。 リステリンは産業革命の時代にアメリカで生まれた消毒薬です。実際に外科手術の消毒薬として使用されていましたが、1895年ごろから口腔消毒薬としての効果が認められ、歯科医院向けに本格的に販売されました。現在ではアメリカをはじめ50カ国以上で販売されており、マウスウォッシュ用の薬として世界で最も使用されています。リステリンの主成分は1,8-シオネール、サリチル酸メチル、チモール、l-メントールであり、アルコールは使用していません。主成分の内、1,8-シネオールやチモールには殺菌作用があり、サリチル酸メチルやl-メントールは消炎効果をそれぞれ持っています。そして、各々の成分が役割をきっちりと果たすことによって口の中をキレイにし、口内炎や歯周病、口臭などを防いでくれます。
“リステリンを使った除菌方法”
リステリンの効果がわかったところで、今度はリステリンを使用した歯ブラシの除菌方法を見ていきましょう。除菌の仕方は簡単で、コップにリステリンを注ぎ、歯ブラシをその中に入れて一晩放置するだけです。シンプルなやり方ですが、リステリンの強い殺菌作用によって歯ブラシを清潔にすることができます。翌朝に除菌した歯ブラシを使う場合はそのまま使用しても大丈夫ですが、リステリンのニオイや辛味が気になる方は一度水ですすいでから使用すると良いでしょう。また、リステリンの原液は意外と濃度が高いので、節約して使用したい場合は水を加えて薄めても大丈夫です。リステリンには除菌作用があるため、今付着している菌を取り除き増殖を抑える作用がありますが、その効果は永遠ではありません。そのため、1週間から2週間の間隔で定期的に除菌をするようにしましょう。
“除菌しながら歯ブラシの交換もこまめに”
リステリンを使って歯ブラシを除菌すると、通常よりも長く使用することができます。ですが、どんなにこまめにお手入れしたとしても、長時間使用していれば歯ブラシのブラシ部分が外にバラけたり抜けたりするなど、歯ブラシ自体の寿命が来てしまいます。そのまま無理矢理使用すると、ブラシ部分が歯にうまく当たらずに磨き残しが発生し歯周病などの原因になりますので、歯ブラシの寿命が来たと悟ったら、なるべく早く交換するようにしましょう。私自身も歯ブラシの除菌については盲点だったので、取り入れていきたいと思います。"