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2017.09.01
日本初!高架下タイニーハウスホステルオープン
みなさんは、タイニーハウスというものをご存知でしょうか。 日本語訳をすると、「小さな家」ということ。今、アメリカを中心にこのタイニーハウスに注目が集まってきています。 このタイニーハウスが、ホステル型として2018年春に日本で初めて、横浜市の日ノ出町・黄金町エリアの高架下エリアの活性化の一環として、オープンします。
“タイニーハウスとは”
2008年に起こった、アメリカのリーマンショックによる世界的金融恐慌をきっかけに、『無駄のないシンプルな暮らし方』を求める方が多くなってきました。 タイニーハウスは、住宅ローンなどの長期債務を抱えることなく、低コストで建設が実現できることや、建材や断熱材の使用量も少なく、資源を大切にできるということもあり、小さな家で豊かに暮らすことができる、という点で注目を浴びています。 日本でも2011年の東日本大震災をきっかけに、『小さな暮らし』(断捨離・ミニマリスト・シンプルライフなど)の潮流として、住まいや働き方を見直そうという動きが始まっていて、シンプルに生きる手段の一つとして、タイニーハウスが注目を集めつつあります。 ちなみにタイニーハウスには、小さなタイヤが家の下についていて、牽引できるようなトレーラーハウスと呼ばれるタイプのものと、小屋やツリーハウスのような固定型のものがあり、現在主流になっているのは前者のトレーラーハウス式で、今回オープンするものも前者のものです。 標準的な広さは10~20m2程度で、ワンルームマンションのようなものが多いようです。
“オープン予定のタイニーホステルとは”
それでは、今回オープンするタイニーホステルのご紹介もしていきたいと思います。 このタイニーホステルを手掛けるのは、世界中のタイニーハウスやモバイルハウスのメディア運営や、動産活用による遊休地や暫定の企画・開発を手掛けるYADOKARI株式会社(本社:東京都中央区)が鉄道・バス・タクシーなどの交通事業などを展開する、京浜急行株式会社(東証1部上場、本社:東京都港区)と共に運営しています。 横浜市日ノ出町・黄金町エリアの高架下の活性化の一環としてのプロジェクトのようです。 今回の高架下タイニーハウスホステルは、沿線高架下の敷地約495平米に移動可能な動産・タイニーハウスを活用し、ホステルでの宿泊の他、カフェラウンジや水上アクティビティーの拠点をもつなどの複合施設となります。 カフェラウンジは、ホステル宿泊者のみならず、街に開かれたパブリックなコミュニティースペースとしても解放される予定で、各種イベントやマルシェ、ワークショップなどを開催し、地元住民や自治体と連携しながら界隈性の生まれるような施設運営を目指しています。 また、桜の名所として横浜の人々に愛されている大岡川に面した立地を活かし、近年世界中で人気が高まっているSUPなどの水上アクティビティーが楽しめるようになる予定です。 宿泊・コミュニティースペース・水上アクティビティーの相乗効果でこれまで、この日ノ出町・黄金町エリアに呼び込めなかった人々を呼び込み、人気エリアである横浜駅、桜木町、野毛なども含め、より横浜市の活性化を目指しています。 現在、横浜市は文化芸術分野を中心に、先進的な取り組みを展開し、歴史的建造物・倉庫・民間ビルの活用とあわせて、横浜ならではの独創性あふれる都市づくりを目指しています。 2020年の東京オリンピックに向け、増えていくであろうインバウンドはもちろんのこと、日本国内からの観光客の取り込みにも積極的です。 東京オリンピックより一足早く今年の春には完成しますので、是非春休みなどを利用して、訪れてみてはいかがでしょうか。 "