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2017.09.01
冬の北陸を満喫！ドライブにおすすめなスポット
冬の北陸を旅するなら、寒さも気にならず行きたい場所に自由に行けるドライブ旅行がおすすめです。こちらでは豊かな自然や歴史と伝統に触れられる観光名所をご紹介します。 北陸の道路は融雪装置が整っていますので、事前にしっかり雪道を走る用の準備をしておけば安全にドライブを楽しめますよ。
”禅の教えが息づく…大本山永平寺”
福井県の永平寺町にあり、道元禅師が開山したといわれる大本山永平寺は、禅の里として古くから伝わる教えを継承しているお寺です。境内にはたくさんの伽藍やお堂が建てられており、冬になると雪が降り積もって静謐な雰囲気に包まれます。 永平寺にある伽藍には、道元禅師の御真廟である承陽殿や、道元禅師の説法道場である法堂、お釈迦様が祀られており、禅宗の話を元に作った彫刻もはめこまれている仏殿などがあります。 また永平寺は修行道場であり、修行僧の方々が道元禅師の教えを継承していくため日々厳しい修行に励んでおられます。 禅や仏教に興味がある方や日本の歴史に触れたい方はもちろん、心の安寧や落ち着きを得たい方、静かな雰囲気に癒されたい方には是非訪れていただきたいスポットです。
”日本三名園の一つ…兼六園”
兼六園は石川県金沢市にある日本庭園で、日本三名園の一つともいわれています。その起源は加賀藩が金沢城の外郭に作った藩庭とされており、歴代の加賀藩主が手を加え続けて現在の形に至りました。 神仙思想という思想をもとに繁栄を願って作られた庭園は、大きな池や様々な種類の木々が植えられており、実際に歩いて見て回ることができます。 冬の兼六園は木に雪吊りが施され、年末年始にはライトアップされた景色が楽しめます。時期が合えば椿やサザンカ、マンサク、ソシンロウバイなど、雪景色に映える可憐な花々を見ることもできます。 兼六園は加賀藩の長い歴史と、庭園にこめられた歴代の藩主の想いに触れられるスポットであり、地元の方にも愛されているおすすめの観光名所です。
”日本の原風景が広がる･･･白米千枚田”
石川県輪島市にある白米千枚田は、小さな田んぼが棚のように連なっている景色を見ることができるスポットです。こちらに作られた田んぼは約1000枚もあり、苗代田という日本古来の農法で稲作が行われています。 田んぼの向こうには海が広がっており、この白米千枚田独特の景色は古謡にも歌い継がれています。2011年には世界農業遺産にも認定され、環境保護や伝統の継承のために様々な取り組みが行われています。 白米千枚田のオーナーになれる制度を利用すれば地元農家との交流や稲作体験、収穫したお米などが貰える会員特典の利用が可能です。 冬になると田んぼは雪に覆われて真っ白になり、日本海側の地域の冬の寒さと美しさを存分に味わうことができます。真っ白な階段のようになった棚田と海が合わさった景色は他ではなかなか見ることができません。珍しい冬景色を堪能したいなら、白米千枚田を訪れてみてはいかがでしょうか。
”山と海の眺望が美しい…雨晴海岸”
雨晴海岸は富山県高岡市にある風光明媚な観光名所です。源義経が鎌倉幕府から逃れ奥州へ落ち延びる際にこの地に立ち寄り、雨が止むのを待ったことから雨晴という地名になったといわれています。この時に義経が雨宿りをした岩を義経岩と呼び、富山湾と立山連峰、義経岩や女岩が組み合わさった景色はとても美しく、雄大です。この雨晴の景色は奈良時代に活躍した歌人・大伴家持にも愛され、彼がこの地で詠んだ歌も多数残っています。 車で海沿いをドライブすることもでき、よく晴れた日には青い海の向こうに立山連峰がくっきりと見えますし、早朝や夕方にはまた異なった風情の美しい景色が楽しめます。 立山連峰の標高は最大が立山の3015メートルで、これほどの標高の山々がまるで海の上に浮かんでいるような景色を見ることができる雨晴海岸ですが、実はこの景色は全国でもとても珍しいものです。また、冬の朝には気嵐という寒暖差によって海に霧がたちこめる現象が起こります。 雨晴海岸は自然が生み出した稀有な美しさを楽しめるスポットです。
”北陸で冬のドライブを楽しもう”
北陸は景色の良さが特徴的な地域です。バスや電車での旅も楽しいものですが、車で観光するのもまた違った良さがあります。 のどかな田園地帯をぶらりと見て回ったり、海や山で澄んだ空気や冷たい雪に触れてすっきりしたり、伝統と歴史が息づく土地で人間の知恵や技に触れてみたりと、訪れる場所によって得られるものは様々ですが、こちらでご紹介したスポットはどちらもきらりと光る魅力に満ちた場所ばかりです。是非一度、北陸で冬のドライブを楽しんでみてくださいね。"
