&Renoトップ その他 リノベ時に考えたい寝室の向きの最適解

リノベ時に考えたい寝室の向きの最適解

リノベ時に考えたい寝室の向きの最適解

日々の疲れを癒やしたり、1日をリセットしたりするための睡眠。その睡眠において、「寝室」の方角は、リノベーションをするにあたって重要なポイントです。今回は複数の角度から寝室の向きの最適解を考えていきます。

1:朝、日差しは入ったほうが良いのか?

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寝室は眠る場所なので、明るさには十分気を付けたいです。寝る際に部屋が明るいと不眠につながり、朝起きるタイミングで部屋が暗いと、寝起きが悪く、どれだけ寝ても朝スッキリしないという状態に繋がります。

最適解としては、「夜は暗く、起床時間に連れて徐々に部屋が明るくなる(朝日が差し込んでくる)」ということになります。

寝ている間は暗くするべきなのは、まぶたを通じてごく弱いながら一定の光量が網膜に到達し、脳を刺激するからです。眠っているので、このような光は視覚(光が見える)として認識されるわけではないのですが、これを脳はしっかり感知しています。まぶたが完全に閉まらず半眼開きのようになっている人の場合には瞳孔を直接通過してより多くの光が網膜に到達するようになっています。

光には「モノを見る作用(視覚作用)」以外にも、覚醒作用や抗うつ効果、交感神経刺激などさまざまな生体作用があり「非視覚性作用」と呼ばれています。寝室の照明や日の出の薄明のような弱い光であっても、睡眠中にその光を感知する能力があり、実際に脳波上も覚醒パターンに近づいているのです。

そして、起床時刻にいきなり強烈な強い光を浴びるのではなく、徐々に強まる自然な日の出の明るさの方が目覚め効果が強く、しかも覚醒感が良いと言われています。

逆に夜はしっかりと暗くしてから寝ることが眠りの質にも繋がります。光があったほうが寝やすいという人もいますが、それは寝つくまでの間のことです。睡眠に入ってしまえば、脳は光刺激を嫌がっており、睡眠中、頭から布団をかぶることにつながります。

照明をつけて眠りたければタイマーなどで一定時間で自動消灯するようにすると、効率よく光の調節ができるでしょう。

2:”北枕”は正しいのか?

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北枕は良いという意見、悪いという意見、双方様々な説があります。

縁起が悪いとも言われますが、風水においては、北枕がもっとも良い方角だともされています。

そもそも「北枕」が嫌われる要素となっていたのは、江戸時代以前の生活風習によるもの。その時代においては、人が亡くなった時に、しばらく家の中に安置する風習がありました。その時少しでも腐敗を防ぐためにと、涼しい北側に頭部を向けて安置していたのです。そんな中で死者と同じ「北向き枕で寝る」ということに対しては、避けられるようになったのが北枕を避ける由来です。あくまで生活の風習であって、風水とは別のことなのです。

しかし、近年は健康・安眠を得るための方法という側面から「北向き枕」が推奨されるようになってきました。

これは地磁気との関係性もあって、地磁気方向(南北方向)に沿って寝る姿勢が、脳波・身体磁場を乱すことなく、その結果安眠を得ることに繋がると一部で提唱をされているためです。

同時に、風水(風水方位学)の視点からも「北枕」は推奨されるようになってきました。ゆえに、現代では、寝室の家具レイアウトを考える上でまずは布団方向(ベッド方向)を南北方向を長手として配置できるかどうかを検証することがポイントとなっています。

ただし、風水に関しては信じる信じない人それぞれですので、この章に記していることはあくまでも「風水を信じるならば」という前提であることを忘れないようにしてください。

徹底的に風水にこだわりたい人は、鏡に映る位置にベッドを置かないようにしたり、枕元に目覚まし時計を置かない、真っ暗にして寝ない、家具の角をベッドに向けない、遮光カーテンは使わないなどさまざまな工夫が提唱されています。

しかし、こだわりすぎて息苦しい生活を送るよりも、方角に関係なく、壁や扉、窓の配置を考慮して、自分のベストポジションを探すことが過ごしやすさ、眠りやすさにも繋がります。

その意味では、参考にしつつも最後は自らの心地よさを頭で考えて追求するのが良いということになると筆者は考えます。

3:方向以外に考えたいポイント

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最後に方向以外で、どの程度の部屋の広さや向き、そしてベッドが最適かを考えていきます。

まず、ゆったりとした空間の確保が重要です。これは部屋の広さではなく、寝た時に見える視界的な空間です。ベッドをドアなどの開口部に近い配置にすると、外から見られているような気分になり落ち着きません。同様に、クローゼットなどの家具も開口部のひとつとして考え、枕の近くにないように工夫をしましょう。

また、ベッドは一人暮らしの方もセミダブルくらいが自由に体を伸ばすことができるのでおすすめです。

夫婦二人ならダブルベッドと思われがちですが、ちょっとした寝返りなどでせっかくの睡眠が妨げられることもあります。ダブルベッドよりも大きなキングサイズのベッドや別々のベットなどの検討をおすすめします。

さらに、ベッドの周囲は、人が難なく通れるスペース(60センチほど)を確保したいものです。寝室の広さからスペースを空けるのが困難なようなら、せめて片側だけでも確保しましょう。これを心掛けないと、ついつい「スペースがあるから」と物を置いてしまいがちです。スペースを確保することにより、埃溜りを防ぐことができますし、掃除が簡単にもなります。

最後に、方向やデザインなどにこだわっていても災害時に安全が確保できているかを絶対に考えるようにしましょう。棚が倒れてきたり、本が倒れてきたりする恐れのある配置では、生命の危険に晒されますので、ここだけは必ず考えるようにしましょう。

​まとめ

ここまで記してきた通り、「何を取るか」で最適解は変わってきますが、「朝の光」についてと最後の記した「安全面」の2点を優先的に検討し、そこにその他の事項を取捨選択していくのが良いでしょう。

理論で固めても最後は「自分の考える心地よさ」が最優先です。様々試しながら、みなさん自身の最適解を見出してみてください。

&Reno編集部

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BeatHOUSEで日々奮闘するスタッフたち。わくわくすることを常に探しています。

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  • 日刊Sumai編集部

    自分らしい家づくり、住宅事例やリノベーションなどの情報を発信。ライター多数在籍

  • 山口 奈緒子

    大学院で空間デザインを専攻。輸入家具店にて勤務後、リノベ不動産でワクワクする住空間を全国へ広めている

  • 萩原 和

    リノベ不動産にてリノベーションを多数ご提案。その後マーケティング部で&Renoの企画に携わる

  • 山下 さと子

    建築学科卒業、不動産ディベロッパーなどで働いた後、web業界へ転向しフリーランスへ。一児の母

  • 神木 千鶴

    専門商社で営業職に従事、その後出版業界でディレクター・ライターとして勤務。子育てサークル代表