その他
2017.09.01
「子供がいる家族」が暮らしやすい立地の条件
“「子供がいる家族」が暮らしやすい立地の条件”
新しい土地に引っ越したり、マイホームを建てたりする場合には立地条件を慎重に見極める必要があります。一度暮らし始めてしまえば簡単に引っ越すことはできませんし、マイホームとなればなおさらのことです。ここでは子供がいる家族にとって暮らしやすい立地とはどのようなものなのかについてみていきます。子供の成長 や安全のためにも考慮するポイントを押さえておきましょう。
“①治安が良い!”
まだ小さい子供がいる家族だと目を離した隙に外に出てしまったり、学校の通学路や友達と外で遊ぶ機会が増えたりします。安全な室内環境から、親の目の届かない室外にいる時間も長くなるため、治安が良い立地は重要な条件のひとつになるのです。知らない人についていってしまったり、不審者に狙われたりする危険性が外にはあります。だからと言って、子供を家の中だけに縛るのは健康面や社交性など精神面での成長が懸念されます。そのため、治安を重視した立地は暮らしやすい環境だと言えるのです。 治安が良いかどうかを判断するには犯罪率などのデータを参考にする方法もあります。ただ、実際に暮らす場合には、より身近な場所に注意を図ると良いでしょう。人目につきにくい場所が多かったり、ゴミ箱の設置や落書きなどの地域の管理状況が悪かったり、街灯が少なかったりする立地は避けた方が安心して過ごせます。
“②学校、病院、公園が近い!”
いくら治安が良いとは言っても、犯罪やトラブルに巻き込まれないとは言い切れません。そのため、可能な限り目の届きやすい距離に学校や公園などの施設がある方が、子供がいる家族には暮らしやすい立地だと言えます。 犯罪やトラブルに巻き込まれることのほとんどが、親の目の届かない場所で起きているからです。学校までの距離が長いほど、その時間は長くなります。公園も同様に友達との約束を取り付けて集合する前に一人の時間が長くなるのです。一人になる時間や親の目が届かなくなる時間が長いほど、危険性は高まります。自宅の近くに学校や公園がある方が子供にとっても、親にとっても安心して暮らせる立地だと言えるでしょう。ただし、公園は見通しが広く、街灯も多いと便利です。また、乳幼児期などは病院に駆けつける機会も想定されますので、小児科などの病院やクリニックが近くにあると安心できます。
“③通勤時間が短い!”
家族が暮らしやすい立地は、子供に気を配るだけでなく親の目線でも過ごしやすいかどうかも大切な条件です。子育て環境ばかりに目をやりすぎると治安が良く、公共施設も申し分ないけれど通勤に時間が掛かってしまうというケースが出てきます。共働きともなれば、通勤時間に生活の大部分をとられてしまえば、夕食を作る時間がなくなってしまうこともあるでしょう。 せっかく子供にとって良い環境を目指して考えた立地でも、家族が一緒にいる時間が少なくなってしまえば元も子もありません。結局は親の目の届かない時間も長くなりますので、学校や公園が近いと言ったメリットも薄くなってしまいます。理想を求めるのであれば、家族全員の目線で良い環境を目指すことが必要になります。全てを満たす条件と言うのは難しいかもしれませんが、バランスを考えて選ぶことが肝心だと言えるでしょう。
“まとめ”
子育てに良い環境は、家族全員にとって良い環境である必要があります。治安が良いことは前提として重要なことではありますが、同時に親にとっての住みやすさも考慮することが大切です。親への負担は、そのまま子供にも影響することが考えられるからです。治安や公共施設、通勤時間などのバランスが取れていれば、暮らしやすい立地だと言えるでしょう。"