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2017.09.01
汚れがついてしまった壁紙のお手入れ方法
“汚れがついてしまった壁紙のお手入れ方法”
壁紙は手入れをしても汚れが付いてしまいます。キッチンなどの油はねや煙がついてしまったり、手で触るうちに分泌された皮脂が知らずについたりすることもあります。できるだけ壁紙の汚れを防いで、ついても簡単にお手入れするにはどうしたらいいでしょうか。汚さないための工夫や汚くなった場合の対策方法を考えてみます。
“日常で出来る汚さないための工夫”
できるだけ汚さないようにするには、非常に難しいです。ちりやほこりであれば、はたきで払って落としてから拭きをして手入れをするといいでしょう。適度に換気をすると煙が溜まりにくくなり汚れもつきにくいです。また、出来るだけ汚れがついた手や外から帰ってきた素手で壁紙を触らないようにするのも良い方法です。外から帰ってきたら手を洗って清潔な状態を保つのも予防対策の1つとなります。 ただし、万全の方法で手入れをしたとしても日焼けや取り切れなかったちりやほこり、調理の煙がついてしまい黄ばんでくることもありますし、くすみが出てくることもあります。市販の壁紙の傷や汚れを防ぐシートを貼っておくとある程度の劣化は防げます。猫を室内飼いしている家庭ですと、爪でひっかいて傷を付けるのも防げます。透明や半透明タイプのシートが使われ、貼った後に剥がせる弱粘着タイプが多いです。貼る場所を間違えて修正したり、賃貸住宅の壁紙に使ったりすることも出来ます。剥離紙に方眼用紙が使われているので、壁のサイズを測るにも便利です。ペット用品を扱う店舗やホームセンターなどで取り扱いがあり、最寄りにない場合はインターネットでも購入可能です。
“壁紙を汚してしまった時の対処法”
壁紙を汚した時のお手入れ方法は、広く普及しているタイプのビニールクロスであれば対処しやすいです。ついてしまったばかりの汚れであれば、雑巾で軽く水拭きをするだけで落ちることもあります。こすらないと取れない場合は、スポンジなどの柔らかい道具を使って優しくなでるようにしてください。雑巾やブラシなどで一生懸命こすると傷になる恐れがあります。希釈した住宅用洗剤を付けて軽く叩くように汚れの上に広げた後、水拭きをします。洗剤がシミにならないように、こすらないように清潔な布でから拭きをします。気になるならドライヤーを使うのも素早く乾かせるためおすすめです。 落ちにくい油はねや子供のクレヨンでの落書きは油性の汚れなので、少し落とすのが大変です。色鉛筆であれば消しゴムで対処可能な場合があります。洗剤を希釈して壁にスプレーなどで噴射し、台所用のラップフィルムで15分ほどパックをします。浸け置きをした後に水拭きをすると汚れが浮き軽く落とせることがあります。 和紙が使われているタイプや砂壁、織物壁紙の場合は水拭きや洗剤でシミになりやすいです。目立たない所で試してから手入れをするようにしてください。
“最後の手段・張り替え”
手入れや掃除をしても汚れを取りきれなかった場合や、シミが目立つようになってきたのであれば壁紙の貼り替えが必要です。賃貸住宅に多いビニールクロスであれば、そのまま上に貼り重ねても元の壁紙に影響がない場合があります。引っ越し等で部屋の明け渡しをする際に、元の状態に戻す必要があります。水溶性の糊を使っている物であれば、水拭きをしただけで綺麗に剥がせるでしょう。剥がしても貼り付けをした糊の跡が残らず、元の壁紙もやぶれにくいです。賃貸住宅にも使えると表記されているのであれば、水溶性の糊を使ったタイプが多いです。付けるのが心配であれば、業務用のマスキングテープを貼り付け、その上に接着剤を塗って貼り替えるのがおすすめです。マスキングテープは接着力が弱めで、跡が残りにくいからです。 和室では砂壁が使われているケースがありますが、そのまま壁紙を貼ることはできません。自己所有の住宅で後で戻す必要がないのであれば構いませんが、借りている場合は元の壁が傷んでしまうので絶対にやめてください。壁を貼り替える代わりに、壁の上部に突っ張り棒を渡してカーテンクリップを付け、気に入った布をかける方法もあります。
“まとめ”
日頃の壁を汚さない工夫や、お手入れ方法は難しいことがありません。大して汚れていないと感じていても、大掃除などのタイミングで行うことをおすすめします。壁の貼り替えをする場合には、両面テープで付けられる物もあり、DIYの経験がない方でも挑戦しやすくなっています。女性の方でも特別な工具が必要なく取り付けられるタイプもありとても便利です。"