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2017.09.01
家の外観を華やかにする植木の選び方
“家の外観を華やかにする植木の選び方”
園芸ショップに行くと色とりどりのたくさんの植木が並んでいますよね。それらを眺めてお気に入りの植木を買って自宅に植えてみたところ、すぐに枯れてしまったり、思い描いていた外観のイメージと違ったりして「こんなはずじゃなかった。」という事があります。そんなトラブルを回避するため植木を上手に選ぶコツをこれから説明していきます。
“環境に合った植物を選ぶ!”
まず植木を含む植物の選び方は原産地に気を遣う必要があります。熱帯や亜熱帯原産であれば日当たりのよい南側に、ヨーロッパの地中海原産は東側の風通しの良い場所に、そして日本原産の植物であれば日陰になる時間の多い北側の場所を選んであげます。 次に陽樹、中陽樹、陰樹の分類も植物を選ぶ際に重要な基準です。陽樹であれば日当たりのよい暖かい環境、陰樹であれば強い日差しのあたりにくい涼しい環境、中陽樹は陽樹と陰樹の中間程度の環境がおすすめです。例えば明るい日のあたる南側や東側には陽樹、あまり日があたらず日陰になってしまう北側には陰樹、どちらでもない西側には中陽樹を植えるのが基本です。 植物にはある程度の環境適応能力があります。このため過度に神経質になる必要はありませんが植木を選ぶ際、原産地と植物上の分類を目安として知っておくとその後の育成が順調になるでしょう。
“成長後の大きさも踏まえて選ぶ!!”
植木の選び方には成長後の大きさも重要なポイントです。購入した時点では外観的にちょうどいい大きさであっても時間の経過とともに成長しどんどん大きくなってしまうものがあります。余りにも大きくなってしまい邪魔になり処置に困ったり、買わなければよかったと後悔しなよう成長したらどのくらいの大きさになる植物なのかを事前によく調べておきましょう。 例えば15年ほど前にゴールドクレストという樹木が流行しましたが、この植物は最初の頃は小さくて可憐であっても短期間でみるみる成長し巨大化してしまう問題がありました。根っこが弱く強風で倒れてしまうことも多かったため泣く泣く何万円も費用を払って撤去するご家庭が多かったようです。 買ったときは数百円、処分するには数万円では困ったものですよね。このようなトラブルを避けるため植物を選ぶ際は成長後の大きさを踏まえて外観とマッチするかどうかを考えてみてください。
“景色やエクステリアとの組み合わせも考慮!”
四季の景色をイメージすることも植木の選び方として大切です。たとえば落葉樹だけをチョイスすると新緑や紅葉は楽しめますが、冬には見どころの無い寂しい景色になってしまいます。常緑樹の場合は一年中緑の葉を楽しめますが四季の変化が出ずちょっと味気ない景色に。春・夏・秋・冬にどんな外観にしたいのかを考えてみましょう。 また建物を引き立たせるような植物の構成を考えると外観エクステリアがよくなります。例えば半日陰になってしまうようなちょっとしたスペースにはシモツケ、ゴールドフレーム、サニーフォスターのように黄金色、鮮やかな黄緑色を演出してくれる植物で華やかさを出します。玄関前の日向にはギルドエッジやレンギョウなどでメリハリのあるボリューム感を出しながらまとまりよく魅せる演出が期待できます。エクステリアにはプロもいますし、自分で調べて研究してみるのも楽しいでしょう。
“まとめ”
いかがでしたでしょうか?家の外観を華やかにするには、成長環境に合った植物を選び、成長後の大きさもよく把握し、四季の景色やエクステリアの組み合わせもよく考えなければなりません。一見難しいようにも思えますが、植木の選び方は自分で調べたり園芸ショップのプロに気軽に相談できます。あまり神経質にならず基本を押さえて華やかな家の外観作りにチャレンジしてください。"