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vol.31【リノベ|インタビュー】無駄を排除したインダストリアルスタイル、撮影スタジオ兼住まい

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vol.31【リノベ|インタビュー】無駄を排除したインダストリアルスタイル、撮影スタジオ兼住まい

リノベーションの良い点は住む人の理想の空間を造れること。

今回ご紹介するTさんのご自宅はまるで雑誌に出てくる物件のよう。フルスケルトンにしてからのリノベーションです。
インダストリアルスタイルをベースに、ご自身のライフスタイルに忠実に沿った空間が出来上がりました。デザイン性のみならず、至る所にこだわりと利便性が詰まったご自宅です。

仕事場でありながら、くつろげるスペースも確保した住まい造りはどのようにして進められたのでしょうか。住まいと職場を兼ねた家造りをしたい方にはヒントがたくさん詰まったご自宅です。
今回はTさんに物件探しからリノベーションでこだわった点などのお話を伺いました。

家探しの経緯

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照明メーカーで働くTさんの要望は、自社製品の撮影ができる住まい。
照明の取り付けから撮影までお一人でされるので、一連の流れができる家を探していましたが、賃貸でも探していたそう。最初から本格的に持ち家にしようとは思っていなかったようです。
 
「賃貸でも探していたけど気にいる間取りがありませんでした。間取りは照明の撮影ありき。なので最初から本格的に物件を購入するつもりではなかった。選択肢として持ち家もあるかな、という感じ。もし買うなら中古物件+リノベーションしようとは考えていました。賃貸でいいと思う物件がなかったので、同時に中古物件+リノベーションできる不動産屋を探していた時に見つけたのがBeatHOUSE。最初に行ったのが『ビールセミナー』です。仕事帰りにビールを飲みながらリノベーションについて聞けるというもの。つまみも屋台もあって楽しかったですね(笑)。そこでコーディネーターの水野さんとお会いしました」
 
BeatHOUSEでは「ビールセミナー」をはじめ「リノベーションまるわかりセミナー」や「住宅ローンセミナー」など、リノベーションの情報発信をさまざまなセミナー形式で開催しています。
 
BeatHOUSEにした決め手は何だったのでしょうか。
 
「他のリノベーション会社にも行きましたが、BeatHOUSEはいろいろと話していて柔軟性がある会社だなと。それでお任せしようと思いました」

物件選びは箱を探す感覚、決めては広さ

引っ越しをする前は都心にお住まいだったとのこと。現在は、職場まで通いやすく、都心から少し離れたエリアです。なぜこちらにしたのでしょうか。

「確かに前の場所は都心でアクセスは抜群でした。でも、生活をする場所ではなかった。ここは都心からは離れているけど、アクセスも問題なし。以前よりも暮らしやすいですね」
 
こちらの物件にした決め手は?
 
「まずは予算内だったことです。この辺りは要望の価格帯でした。内見したのは全部で10件ほど。リノベーション前提だったので、箱を探す感覚で比較し、その中で自分の求める条件が最も揃った物件に決めました。物件に求めたのは広さ。照明の撮影をするから60㎡は欲しかった。あとは猫を飼いたいので、ペット可に絞って探していました」

リノベーションはフルスケルトン前提、照明が映える空間造り

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リノベーションでやりたいイメージはあったので、物件探しは「箱を探す感覚だった」と語るTさん。兎にも角にも、全ては照明の撮影がしやすいこと。十分な広さがある物件を探されていました。
 
「住まいのメインは照明の撮影だから、それが可能な広さが必須。なので、最初からフルスケルトンからのリノベーションをしようと思っていたので、間取りは全く気にしていませんでした。ここはもともと3LDKでしたが、壁を無くして大きな1Rにしました。壁を無くしたのも撮影のため。と言うのも、照明から距離があったほうが撮影しやすいんですよ。壁があると思うように撮れないんですよね。家というより撮影スタジオであることがメイン。僕としては箱さえあればよかったので、そう考えると物件探しも割とスムーズでしたね」
 
こうしてファミリー向け3LDKから、一続きの開放感ある空間にフルリノベーションしました。

照明の良さを引き出す無骨な空間

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照明の撮影がしやすいよう高さを出したいのと、インダストリアルスタイルにしたかったので、天井は仕上材を取って躯体を見せています。躯体はそのままだと無骨な印象ですが、ドアの色や白壁を加えると表情が出てクールな印象に。
 
天井の至る所に取り付けられたペンダントレールは、照明をどこにでも取り付けられるようにするため。黒いレールは室内のアクセント的役割も果たしています。

秘密基地のような寝室

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撮影メインで造った広いLDK。唯一壁に囲まれているのはバスルームです。それでは寝室は一体どこに・・・?
 
答えはテレビボードの後ろにある腰壁。この裏側に寝室とワークスペースを造りました。

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テレビの裏側すぐが寝室です。腰壁には物が置けるように棚板を取り付けました。電球も付けたので寝ながら読書など可能。電球がついている天板は、リビングからの光を遮る効果もあります。
 
寝室は少し奥まって造ったので、言われないと寝室があるとは思いません。ちょっとした秘密基地のような造りです。
 

テーマはカフェ&バー、人気のインダストリアルスタイル

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インダストリアルスタイルはカフェやバーのような空間にしたい方から人気のスタイルです。その名のごとく工場的な雰囲気を醸すのがコンクリートとモルタル。Tさんもこの二つをベースにしました。居室の中央に位置するカウンターはTさんがこだわったポイント。一見モルタルかと思いきや、モルタル調の特殊左官材『モラート』という材質を使用しています。
 
「本当はモルタルで造ろうとしたんですけど、ひびが入るから造作物には使えないとのことで、似ているモラートにしました。でも同じグレーだから一見材質が違うと思わない。統一感が出て良かったです」
 
オープンタイプの吊り棚と暖色系の光がカフェ&バーのような落ち着いた雰囲気を醸し出しています。カウンターとペンダントライトは相性抜群の組み合わせ。照明一つで室内の印象も大きく変わります。
 
カウンターのポイントになっている英文はカッティングシート。実はソファの上にある照明のシートと同じものです。インダストリアルスタイルはコンクリートやモルタルなど材質そのままでは無機質な印象を与えますが、どこかでアクセントを取り入れることで遊びゴコロが加わり、“こなれ感”を演出します。

インダストリアルスタイル定番キッチンと言えばステンレス!

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カウンターの奥にあるステンレスキッチン。インダストリアルスタイルのキッチンでよく使われるのがステンレスです。
 
「キッチンはステンレスにしようと決めていました。これは業務用。安いし見た目にもいい、そして使いやすい。料理はそこそこするので、手入れのしやすさも選んだポイントです」
 
シンク下収納がないキッチンは使いにくそうと思いがちですが、壁にレールを付ければ収納もラクラク。見た目にもオシャレです。

カウンターの裏は収納力抜群

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居室内のシンボル的なカウンターは、裏側は優秀な収納スペース。もとから持っているチェストを活用してキッチン収納に。ワインセラーも置いてあります。
 
「本当はカウンター下に冷蔵庫を入れたかったんですけど、ここに設置すると排水しなくちゃいけないようで、それが面倒で断念しました。でもここにキッチンのものを収めることができたので結果オーライ」

細部にまでこだわったフローリング

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全体のベースはコンクリートとモルタルですが、リビングは無垢材フローリングにしました。壁でなく床で間仕切るとそれだけでオシャレな印象に。
 
「全部モルタルにするつもりでしたが、それじゃ味気ないかと思ってリビングは無垢材フローリングにしました。最初はヘリンボーンにしようと思ったけど、なんか違うかなと。木目を互い違いにして貼ってもらいました。木材のこだわりはなかったけど、この貼り方が気に入ったんです。これはインドネシアチーク。経年変化を楽しめる木だからこれからが楽しみですね」
 
細部までこだわったフローリング。さりげないこだわりが自慢です。

収納は基本オープンに

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照明の撮影ありきの空間は、極限まで広さを引き出しました。見える場所には扉付き収納はありません。その代わり、壁に棚板をつけたオープン収納や、ベランダとリビングの間にちょっとした物を隠して置けるスペースを造りました。
 
「ベランダとリビングの間に小スペースをつくり、途中まで仕切り壁を造りました。この高さまで造れば、物を置いても見えません。完全に壁でシャットアウトしたくないけど間仕切りは欲しかったので、エキスパンドメタルという材質のフェンスを取り付けました。本当はスチールウィンドウにしたかったんだけどなかなかの値段。代わりに既製品で探していたらこれが見つかって。こうやって物をかけられるし、陽の光をシャットアウトしないから気に入っています」
 
ベランダとリビングの小スペースは物を置く場所でもありますが、将来一緒に暮らす猫のお昼寝スペースになるよう考案したそう。日当たり良好なので、一日中寝ている猫もきっと喜びますね。

未来の愛猫用シャワースペース

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バスルームのドアの横にある洗面台はご自身の身支度に使うものでもありますが、メインは将来迎える猫のためとのこと。
 
「猫専用のシャワースペースが欲しいと思って造りました。この中に入れて洗ってあげればいいかなと。猫を迎える準備は整えています(笑)」
 
便利なだけでなく、壁に取り付けられた洗面台は見た目にもオシャレです。

こだわりのバスルーム+ウォークインクローゼット

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バスルームはウォークインクローゼットも兼ねています。洗濯してすぐにかけられる位置にハンガーレールを設置。時短にもなるし、セレクトショップのように陳列して収納できます。
 
「浴室はシャワールーム。湯船に浸からないので浴槽は入れませんでした。その分スペースがあるからウォークインクローゼットを造りました。あまり物を増やさないようにしているので収納は多くはいらないけど、やっぱりウォークインクローゼットはあったらいいなと思って」


リノベーション中に困ったことは?

ご自身の中でしっかりとしたイメージがあり、スムーズに進んだTさん。工事中に困ったことなどなかったのでしょうか。
 
「特にこれというトラブルはなかったですね。工事を始めてみないとわからないこともあると事前に聞いていたし、ここのマンション規約もすごい厳しいというものでもなかったので。強いて言うならシャワーかな。本当はシャワールームにタイルを敷きたかったんだけど、防水の関係でできないとわかって、ユニットタイプになりました。でも仕方がないことだし、大きなネックではなかったですね。あとはゴールデンウィークを挟んだので工期が少し長引いたくらいかな」

最後に、これから中古物件+リノベーションをしたい方へメッセージ

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これから中古物件+リノベーションを検討している方にメッセージをいただきました。
 
まずは家造りにおいてのポイントを二つ。一つ目はコンセント。
 
「特に大きな問題なく進みましたが、住まないとわからないことはやっぱりあります。例えばコンセントの位置。これは住んでみないとわからないと思いました。住んだ時をイメージして設置場所を考えたけど、いざ住んでみたらやりやすい位置が変わったし。そういうことも踏まえて、コンセントの位置はよく考えてみるといいかもしれませんね」
 
二つ目は建材について。
 
「カウンターのモラートやベランダとリビングの仕切りになるエキスパンドメタルは、当初希望していた建材とは違うもの。造作物に使えなかったり、高かったりしたのでこれらにしましたが、建材を代えても問題なかったのは『こういう家にしたい』というイメージをしっかり持っていたからだと思います。自分がしたいテイストや雰囲気をデザイナーさんに伝えれば、それに応じて最適な代替え案をしてくれると思うので、まだイメージが固まってない人はSNSやWEBをたくさん見ておくといいと思いますよ」
 
また、こんなアドバイスも。
 
「せっかく自分好みの家にするなら、照明にもこだわった方がいいと思います。僕が照明を取り扱っているというのもあるけど(笑)、照明の力はすごくて、光の色や調光によって室内の雰囲気がググッと変わる。新しく家具を買うよりも、照明を追加すればイメージを大きく変えることができるのでおすすめです」

担当者の声:リノベ不動産/BeatHOUSE 営業 水野

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最初の打ち合わせで、ご自身が書いた図面をお持ちいただくほどリノベーションのイメージがはっきりされていたので、ご要望に添えることを第一にご提案しました。
物件探しではエリアを絞り込んでいなかったので、予算に合うこととペット入居可である物件を広い範囲でご提案しました。

Tさまとは「ビールセミナー」で初めてお会いしましたが、弊社ではリノベーションに関わる情報発信の場をさまざまなかたちでご提供しています。まずは気軽にご参加いただいて、リノベーションのイメージを持っていただければと嬉しいですね。

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&Reno編集部

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BeatHOUSEで日々奮闘するスタッフたち。わくわくすることを常に探しています。

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Writer

  • 日刊Sumai編集部

    自分らしい家づくり、住宅事例やリノベーションなどの情報を発信。ライター多数在籍

  • 山口 奈緒子

    大学院で空間デザインを専攻。輸入家具店にて勤務後、リノベ不動産でワクワクする住空間を全国へ広めている

  • 萩原 和

    リノベ不動産にてリノベーションを多数ご提案。その後マーケティング部で&Renoの企画に携わる

  • 山下 さと子

    建築学科卒業、不動産ディベロッパーなどで働いた後、web業界へ転向しフリーランスへ。一児の母

  • 神木 千鶴

    専門商社で営業職に従事、その後出版業界でディレクター・ライターとして勤務。子育てサークル代表