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リノベのハウツー

2020.10.24

デザイン優先?ブラケットの購入はサイズを考え

デザイン優先?ブラケットの購入はサイズを考え

オシャレで、DIYも簡単そう。造り付け棚(造作棚)の人気は高いものがあり、ブラケット(棚受け)が販売されているのも、よく目にするようになりました。形のバリエーションも豊富で、デザインが凝ったものもありますから、思わず衝動買いをしそうになりますが、その前にちょっと考えてほしいことがあります。
 
「その、ブラケットのサイズは、求めている造り付け棚にマッチしているだろうか?」
デザインも大切ですが、ブラケットで本当に大切なのはサイズなのです。


 

なぜ、ブラケットのサイズが大切なのか?

デザイン優先?ブラケットの購入はサイズを考え

オシャレで実用性も高い造り付け棚は、ついDIYしたくなるものです。
でも当然ながら、棚は乗せるものがあって始めて成り立ちますから、まず、何を乗せるかを考えなくてはなりません。すると、決まってくるのが棚の奥行き、これで適当なブラケットのサイズが決まります。
 

ブラケットのサイズは棚幅の70%以上

ブラケットの長さは、棚の奥行きの70~100%が適当でしょう。なぜなら、50%以下ではバランスが悪く、棚板が外れる可能性があるからです。余裕を持たせるなら、奥行きの70%以上は欲しいところでしょう。
 
(参考:上手工作所ブログ「棚受けの選び方 その2」

 
雰囲気にあわせてブラケットのサイズも考える

棚板の奥行きと同じサイズのブラケットは、確かに安心感はあります。しかし、ブラケットが大きすぎるのも考えものです。
 
逆に大きなブラケットがマッチするのは、インダストリアル系など無骨なインテリアです。ブラケットのサイズを左右するのは、棚の奥行きだけではありません。棚自体の雰囲気にも大きく影響します。
 

見えないブラケットもありますが……

洗練された雰囲気の空間には、小さなサイズのブラケットが似合います。また、表からは見えないブラケットはいかがでしょう。
見えないブラケットを大別すると、棚板に差し込むタイプと、棚板の裏に付けるタイプの2種類になりますが、棚板の加工が面倒なところが共通します。差し込むタイプは、棚板に穴を開けなくてはなりませんし、棚板の底に付けるタイプは、溝を彫らなくてはなりません。
 
強度的にも不安が残りますから、見えないブラケットを考えるのなら、プロに依頼したほうが良いかもしれません。
 

ブラケットの形や素材も考えよう

デザイン優先?ブラケットの購入はサイズを考え デザイン優先?ブラケットの購入はサイズを考え

ブラケットに強度を求めるならば、サイズと同時に形や素材も検討しましょう。最もシンプルなブラケットは、アルファベットの「L」字型をしていますが、右の写真のように筋交いが入ったタイプのほうが強度は増します。
 
また、高い強度が必要なら、素材はアイアンやステンレスなど金属を選びましょう。木製のブラケットはナチュラルな魅力がありますが、強度に関しては金属製に及びません。
 


 

ブラケットのサイズと耐力の関係

ブラケットのサイズと棚板の奥行きについてお話ししてきましたが、壁に取り付ける辺についても考えていきましょう。壁に取り付ける辺が長いほど、重さが分散されます。造り付け棚に重いものを乗せるなら、壁に接する辺が長いブラケットを選びましょう。
 
また同時に、壁の補強についても考えなければいけません。トグラーなどを使うのもよいですが、壁の裏側に入っている間柱に固定することが理想です。
 

ブラケットの長い方を壁側にするアイデア

デザイン優先?ブラケットの購入はサイズを考え

写真のブラケットは、一見すると長い辺(148mm)を棚板側、短い辺(95mm)を壁側にして使うかのようです。しかし長い辺を壁側にしたほうが、重量のある物にも耐えられるようになりますし、デザイン的にもどちらを壁側にしても問題はありません。より棚の強度を望みデザイン的にも許されるなら、90度回転させて使ってみましょう。


 

適当なブラケットの間隔(ピッチ)とは

ブラケットのサイズが大きいほど、重量に耐えられるようになりますが、ブラケットの間隔(ピッチ)についても考えなければなりません。ブラケットを手掛けるメーカーのサイトでは、推奨のピッチは最大90cmとなっています。また、ブティックなどの内装を手掛ける業者では、ピッチは最大でも120cmだといいます。
 
あまり長すぎると、棚板がたわんで見た目も悪いですし、物をたくさん乗せすぎてしまい、2本のブラケットでは支えきれなくなってしまいます。120cm以上の長さの造り付け棚を考えているならば、中間にもう一本ブラケットを挟んだほうが、強度が増すだけでなく、見た目にも良くなります。

 

まとめ

ブラケットのサイズで覚えておくべきは、棚板に接する辺は奥行きの70%程度にするということです。また、壁に接する辺も長いほど重量物に耐えられるようになりますから、場合によっては90度回転させて使うことも検討したほうが良いでしょう。
 
そしてブラケットのサイズ以上に大切なことは、棚板を取り付ける壁の強度です。どれだけサイズに気を使っても、壁が崩れてしまってはどうしようもありません。本など重量があるものを乗せる場合には、間柱など、より強度が高い箇所に造り付け棚を取り付けましょう。


 

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