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リノベのハウツー

2020.10.14

手軽な塗料、スプレー缶タイプの塗料の使い方

手軽な塗料、スプレー缶タイプの塗料の使い方


「いちいちハケや容器を出すのは大変、もっと手軽に塗る方法ないかしら?」
「表面にハケ目が残ってしまう。キレイにする方法は?」

DIYで塗装をしていると、こういう悩みがありますね。少量の塗装のたびにハケや容器を準備するのは手間です。プラスチック類にはハケ目が残ってキレイに塗れないときもあります。

そういうときに使いたいのがスプレー缶タイプの塗料です。すぐに塗れて乾きも早く、塗膜がキレイに仕上がります。

今回は手軽な塗料、スプレー缶タイプの塗料の使い方をご紹介します。
 

スプレー缶タイプ塗料の特徴

手軽な塗料、スプレー缶タイプの塗料の使い方


スプレー缶タイプの塗料は、必要なときに必要なだけ塗れるという手軽さがあります。ハケやローラーなどが不要なので後片付けも楽です。

スプレー缶タイプの塗料の特徴として、仕上げ面が滑らかでとてもキレイな点があります。模型など、仕上がりが特に重視される製品に多く使われます。


スプレータイプの塗料の種類

スプレータイプの塗料は大きく2種類に分かれます。一つはスプレー缶タイプのもの。もう一つは専用のスプレーガンを使うものです。

なじみが深いのはスプレー缶タイプの製品ですね。ホームセンターでも数多く取りそろえてあります。シュッと一吹きすれば塗装でき、とても手軽に使うことができます。色や仕上がり具合も数多く取りそろえてあります。スプレー缶の中に噴射剤と塗料が入っており、噴射剤の圧力で塗料を吹き付ける仕組みです。

専用のスプレーガンを使う製品は、主にプロやハイアマ向けの製品です。スプレー部分と塗料が別々になっており、切り替えて使うことができます。大面積を塗るのに適しています。ただ、道具の準備や片付けに手間が多くかかり、サッと使いたい人には不向きです。


スプレー缶タイプの使い方

まずは缶をよく振って中の塗料をかくはんします。

塗料が中で固まらないようにかくはん球が入っていて、使う前によく振ってから使います。カラカラと音が均一になってからもさらに30秒ほどかくはんすると、塗料が均一になりキレイに仕上がります。

いきなり塗ると失敗しがちなので、最初の1~2吹きは新聞紙等に捨て吹きします。塗りたいところから30cmほど離して吹くとキレイに塗れます。スプレー缶は立てて使います。

吹き終わったら、缶を逆さにして塗料が出なくなるまで空吹きします。こうしてノズルの中に残った塗料を捨てて、次も使えるようにしておきます。


スプレー缶タイプの注意点

スプレー缶タイプの塗料は使う上でいくつかの注意点があります。

・高温を避ける

塗料の噴射剤には、一般的に液化ガス(DME、LPGなど)が主に使われています。

スプレー缶はかなり頑丈に作ってありますが、高温にさらされると内部の圧力が高まり爆発の危険性があります。夏場の車内への放置、熱い地面の上、直射日光が当たる場所、ストーブの前などに置かないように注意します。

・火気と換気に注意

スプレー缶タイプの塗料には、液化ガスと有機溶剤が含まれています。

液化ガスと有機溶剤は、いずれも引火性があるので塗装中や乾燥中は火気厳禁です。また、有機溶剤は人体に有害なので換気をしっかりと行います。

・塗料の飛沫に気をつける

スプレー缶タイプの塗料は、シュッと一吹きで手軽に塗装できますが、塗料の飛散がつきものです。

専用ブースを使ったり、周囲をしっかりと養生してから塗装を行うか、屋外の汚れても良い場所で使うようにします。

・塗装したくない部分はマスキングを行う

塗装したくない部分はマスキングをして塗料が付着しないようにします。マスキングテープと新聞紙などでカバーしましょう。

スプレー缶タイプの塗料の捨て方

手軽な塗料、スプレー缶タイプの塗料の使い方


スプレー缶タイプの塗料は中身を使い切ってから捨てます。

使用済みのスプレー缶の中に、塗料や噴射ガスが残っている場合には、ゴミ処理時に破裂や火災の原因になります。

スプレー缶タイプの塗料には、中身を出し切るために「ガス抜きキャップ」が付いています。ガス抜きキャップを使い、中身を出し切ってから捨てるようにしましょう。


塗料の捨て方

1. スプレー缶の中身を最後まで使い切る

2. 缶を振って中身がないか確認する。

3. ガス抜きキャップが付いている製品は、屋外の風通しの良い場所でガス抜きキャップを使ってガスを出し切る。ガスと共に塗料も出てくるので、新聞紙などで汚れないように養生を行う。

4. 1~3を行った上で、自治体の処分方法に従ってゴミに出す。


スプレー缶タイプの塗料が余ったら

スプレー缶タイプの塗料の中身が余った場合、新聞紙を使って処分します。

風通しの良い屋外で新聞紙を広げ、余った塗料を新聞紙に吹き付けていきます。塗料の乾燥後、ゴミとして処分します。

新聞紙は多めに用意しておきましょう。


中身があるのに出なくなったら

中身が十分にあるのに、ノズルの詰まりなどで使えなくなるときもあります。その場合、販売メーカーに相談します。

参考:スプレー缶タイプの塗料(エアゾール製品)を廃棄する時の注意事項,(一社)日本塗料工業会
 

まとめ

今回はスプレー缶タイプの塗料の使い方をご紹介しました。

手軽で乾きが早く、キレイな仕上がりが得られるスプレー缶タイプの塗料。使い方によってはとても便利な製品です。

使う際は、塗料が周りに飛び散るので専用ブースを設けるか周りをしっかりと養生します。塗料が飛び散ってからでは汚れが落ちないこともありますので注意が必要です。

また塗るタイプに比較して手軽な分、コスト面も割高になりがちです。塗装の範囲や仕上がりの目的に応じて選ぶようにしましょう。


参考文献
一般社団法人 日本塗料工業会,家庭用塗料入門,一般社団法人 日本塗料工業会
一般社団法人 日本塗料工業会,家庭用塗料入門Q&A集,一般社団法人 日本塗料工業会
 

まとめ

今回は、塗装用シンナーについてお伝えしました。

プロ、アマチュアを問わず、塗料を使うときに用意したい製品の一つです。シンナーを使って塗料を適切に薄めると、作業がしやすく、仕上がりが美しくなります。

適切に使うことで、塗装の仕上がりを良くしてくれるシンナー。適した物を選び、塗装を楽しみましょう。


参考文献
一般社団法人 日本塗料工業会,家庭用塗料入門,一般社団法人 日本塗料工業会
一般社団法人 日本塗料工業会,家庭用塗料入門Q&A集,一般社団法人 日本塗料工業会
一般社団法人 日本塗料工業会,塗料と塗装 基礎知識 改訂第4版,一般社団法人 日本塗料工業会
 

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