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壁を壊すだけではない!部屋をつなげるのは意外と大変

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壁を壊すだけではない!部屋をつなげるのは意外と大変


たとえば広いリビング。あこがれますね。

リビングと隣の部屋をつなげて広くするというのは、リノベーションやリフォームでもポピュラーな工事のひとつです。「ならば早速、壁を壊して」と考えるのも良いのですが、ちょっと待ってください。部屋をつなげるデメリットを知ってからでも遅くはありません。

あわせて知っておきたいのは、部屋をつなげることができないケースもあるということ。今回は、それに加えてどんな壁が撤去できないかも、ご紹介していきます。
 

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部屋をつなげるデメリットとは

工期も費用も意外とかからないのが壁の撤去と言われます。だからといって、なんでも壊して部屋をつなげてしまえ!という前に。以下ようなデメリットもあることも知っておきましょう。


壁の撤去だけでは部屋はつながらない

元々別の部屋を一つにするのですから、使われている床材も違えば壁紙も違うことがほとんど。内装も全面的にリノベーションしなければいけないでしょう。照明やスイッチにも手を入れなければ、不自然な場所に残りますから使い勝手も良くないかもしれません。

さらに、壁を撤去するだけで部屋はつながりません。付帯工事も入れると、結構なコストもかかってしまうと心得ましょう。


冷暖房の効きが悪くなる

広くなった部屋にはパワフルなエアコンなど相応の空調機器も必要になります。その結果、光熱費も以前よりかかるでしょう。リビングが広くなったら寒くなったでは残念すぎますから、断熱材の追加などもあわせて検討することをおすすめします。
 

部屋をつなげられる・られないの見分け方

デメリットを知ってもなお部屋をつなげたいと思うなら、次は壁を壊すことができるかどうかの検討です。

壁には単に部屋を仕切っているだけのものと、建物を支えている耐力壁の2種類があり、後者は構造上撤去することができないとされます。
 

マンションの場合は見取り図を用意


部屋をつなげられる・られないが見分けやすいのはマンションです。見取り図に黒く塗りつぶされた太い柱があるならば壁の撤去ができるケース。上の見取り図の場合で言うと、四隅と下部中央に見つけることができる柱です。太い柱で建物を支える「ラーメン構造」で造られていますから、部屋をつなげることができるでしょう。

見取り図に柱がないならば、壁で建物を支える耐力壁を持つ「壁式構造」の可能性が高くなります。耐力壁を壊して部屋をつなげることはできませんし、どれが耐力壁かはわかりませんからプロの判断を待たなくてはなりません。


ラーメン構造でも「PS」に注意

比較的容易に部屋をつなげることができるラーメン構造ですが、それでも壊すことができない壁もあります。たとえば見取り図に「PS」で表されるパイプスペース。中には建物全体で共用の水道管などが通っていますから壊すことができないと覚えておきましょう。


壊せない壁こそプロの腕の見せどころ

つなげたい部屋の隣にPSがあったり耐力壁があったとしても、ガッカリしてはいけません。プロならばPSや耐力壁を活かした間取りの提案もできるはず。完全に部屋をつなげなくても、同じくらいの広さや使い勝手を実現させる方法を提案してくれるかもしれません。ガッカリする前に、とりあえず相談だけでもしてみましょう。
 

木造一戸建ての場合

マンションと違って、部屋をつなげられる・られないの判断が難しいのは木造一戸建てと言われています。木造建築なら木造軸組工法が間取りの変更がしやすく、2×4工法がしにくいというのが一般的ですが、家が完成してしまうと両者を見分けることはまず不可能。どの壁を壊していいのかはプロでも判断が難しいようです。構造図が残っていれば良いのですが、中古住宅の場合、構造図がないというケースも多いかもしれません。


木造軸組工法の場合
 

壁を壊すだけではない!部屋をつなげるのは意外と大変"

木造軸組工法で建てられている住宅は柱で建物を支える構造ですから、比較的簡単に壁を撤去して部屋をつなげることもできます。しかし厄介なのが、壁の中からナナメの柱(筋交い)が出てくるケース。壁と違って筋交いは撤去が難しい柱とされます。

そんなケースでよく用いられるのが、筋交いを残して部屋をつなげる方法です。完全に部屋はつながりませんがセンス次第でオシャレになりますし、同等の開放感を得ることができるでしょう。


その他の工法の場合
 


木造軸組み工法以外にも2×4工法やプレハブなど、家は様々な方法で建てられているのですが、この場合には部屋をつなげるハードルも上がります。

たとえば2×4工法なら家を支えているのは壁。全ての壁が耐力壁みたいなものですから、簡単に部屋をつなげることはできないでしょう。また、プレハブなどその他の工法はメーカーごとに仕様が異なっていますから、メーカー以外が撤去できる壁の判断をつけるのは難しいと言われます。

木造軸組以外の工法の家で、部屋をつなげるリフォームを依頼するなら、それぞれの工法に精通した工務店を見つけて、相談する必要があるようです。
 

まとめ

部屋をつなげるのに必須になるのが壁の撤去ですが、住宅の構造によって撤去するのが難しいケースも出てきます。こんな場合に必要になるのが経験豊富なプロの腕。できる・できないの判断はもちろん、撤去できないならどうするのかをあわせて提案してくれるでしょう。

リノベーションやリフォームを成功させるには、信頼できるプロとの出会いが必要なのですが、そのことは部屋をつなげる工事でも同じと理解してご検討ください。
 

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Writer

  • 日刊Sumai編集部

    自分らしい家づくり、住宅事例やリノベーションなどの情報を発信。ライター多数在籍

  • 山口 奈緒子

    大学院で空間デザインを専攻。輸入家具店にて勤務後、リノベ不動産でワクワクする住空間を全国へ広めている

  • 萩原 和

    リノベ不動産にてリノベーションを多数ご提案。その後マーケティング部で&Renoの企画に携わる

  • 山下 さと子

    建築学科卒業、不動産ディベロッパーなどで働いた後、web業界へ転向しフリーランスへ。一児の母

  • 神木 千鶴

    専門商社で営業職に従事、その後出版業界でディレクター・ライターとして勤務。子育てサークル代表