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2020.04.17

「造る」と「壊す」!間取りのリフォームはたったの2種類

「造る」と「壊す」!間取りのリフォームはたったの2種類

実際に中古物件を購入した人を対象としたアンケートによると「物件選びでチェックしたポイントは?」という質問に、多くの人が「築年数」や「設備の不具合・古さ」と回答しています。一方でほとんど回答されなかったのが「間取り」。

意外な結果ですが、これは間取りのリフォームを前提に中古物件を購入する人が増えていることが理由のひとつかもしれません。さらに、間取りは購入時には気にならないですが、暮らしてしばらく経って不便さや不都合が発生する点とも言えるでしょう。

ここでは間取りリフォームがいかにカンタンか?についてお話します。
 

2種類しかない間取りリフォーム

間取りとは言うまでもなく部屋の配置を指しており、2LDKや3LDKなどと表されます。しかし、間取りが重要なのは賃貸物件の場合だけかもしれません。なぜなら、中古物件の購入ならば、リフォームで壁を「造る」あるいは「壊す」だけで3LDKにも1LDKにもなり得るからです。

・壁を「造る」
・壁を「壊す」

間取りのリフォームは極端に言ってしまうと以上の2種類しかありません。工事コストも高額になる場合は少ないようです。購入予定の中古物件の間取り図を眺めながら、新しい間取りのリフォーム計画を立てるのも楽しいものです。
 

壁を造る間取りリフォームの注意ポイント

「造る」と「壊す」!間取りのリフォームはたったの2種類

大すぎる空間に壁を造ることで分割します。具体的には子どもの数だけ部屋がほしいとか、書斎スペースがほしいといった理由でのリフォームケースが多く見られます。しかし注意したいのは以下のポイント、壁を造ることで問題も発生しがちです。

・動線はシンプルですか?
・照明やコンセントの位置は大丈夫?
・再び壊す必要があるかも?


動線はシンプルですか?

「リビングと寝室」をいったり来たり「キッチンとランドリー」をいったり来たり。私たちは毎日同じようなルート(動線)を通って生活しています。前者を特に生活動線、後者を家事動線と呼ぶのですが、壁を造るリフォームで気をつけたいのは、動線を妨げていないか?ということ。特に重要なのは家事動線がシンプルか?ということです。

「リフォーム前なら最短距離で結ばれていた洗濯機と物干し場が、造った壁で妨げられてしまった」このようなことが起こらないように、注意して計画を立てましょう。


照明やコンセントの位置は大丈夫?

大きな空間に壁を造って仕切るということは、今まで一つでよかったものが2つ必要になるということです。照明やスイッチもそれぞれ必要になりますし、適当な位置に移動させなければいけません。さらに忘れがちなのがコンセント。リフォーム前と同じならば数が少ない、延長コードが必須になるなどの不具合が出ることもあるので、気を付けましょう。

リフォームで壁を造るなら、あわせてコンセントの位置も検討してください。


再び壊す必要があるかも?

子どもの数だけ部屋が欲しいというのは当然のことですから、大きな部屋に壁を造って2つに分けるというのは要望が多いリフォームのひとつです。しかし、その前に考えたいのは、再び部屋を1つにする可能性はないか?ということです。

多くの人は数10年間住み続けることを前提に住居を購入しますが、忘れがちなのは数10年間で家族の形態も変化すること。子どもたちもいずれは独立しますから、子ども部屋として使う期間は意外と短いということです。ならば壁を造る代わりに、家具で間仕切りをするなども検討しましょう。

壁を壊す間取りリフォームの注意ポイント

「造る」と「壊す」!間取りのリフォームはたったの2種類

事例:広いLDKには、ふと座りたくなるベンチ“第三の場所”を

狭すぎる空間を壁を壊すことで広くします。壁を壊して2LDKを1LDKに変更、リビングを広くするというのはリフォームの定番となっていますし、同時に床を張り替えるなど凝ったことをしなければコストがかさむ心配も少ないでしょう。とはいえ注意したいのは以下のケースです。

・水回りが絡むときには要注意
・壊せない壁もある
・空調の効きは大丈夫?


水回りが絡むときには要注意

間取り図を眺めていて壁やクローゼットがジャマというケースはよくありますから、ガンガン壊してしまえばいいと思うかもしれません。しかし注意したいのは水回り、トイレやバス、キッチンは壊したり移動したりは難しいだけでなくコストもかかります。

壁は壊せるけれど水回りは壊せない、ということを頭において間取り変更のリフォーム計画を立てましょう。


壊せない壁もある

水回り以外の壁なら躊躇なく壊せるかと言えば、そうでもありません。それ以外にも壊せない壁は存在します。

一軒家なら「耐力壁」と呼ばれるもので、家を支えている壁のこと。これを壊してしまうと構造的に弱くなってしまうのです。木造軸組構造ならば筋交いが入っているものが耐力壁、ツーバイフォーなら壁の多くが耐力壁なので簡単に壊すわけにはいかないのです。

マンションの場合も壁の中に「PS」と書かれている場合など壊すことができない壁は存在し、イメージ通りのリフォームがかなわないことが起こり得るのです。


空調の効きは大丈夫?

壁が壊され広々とリフォームされた空間は気持ちが良いものですが、その分、空調のパワーアップが必要でしょう。2個あるエアコンを1つにまとめたり、これを機に床暖房を導入したりも検討してみましょう。

まとめ

以上見てきたとおり、間取りのリフォーム自体は非常に単純でカンタンなものです。しかし当然ながら難しい点や注意点もあります。間取り図と想像力で創り上げた理想の間取りにたどり着くには、チェックすべきポイントも多くあります。

そこで必要になるのが経験豊富なリフォーム業者。たとえば耐力壁を壊さずに間取り変更をするといったケースでも、彼らは豊富なアイデアを持っています。プロと相談しながら間取りリフォーム計画を進めて、理想の家づくりを目指しましょう。
 

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