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2020.04.19

住宅ローンの変動金利はどうなる?〜2019年の推移と2020年以降の予想

住宅ローンの変動金利はどうなる?〜2019年の推移と2020年以降の予想

住宅ローンの超低金利時代長期化により、固定金利に比べて金利が低い変動金利を選択する人が増えていますが、今後はどのようになっていくのでしょうか。

 今回は、変動金利における2019年の推移をおさらいし、2020年以降の予想についてご紹介していきます。

変動金利はどうやって決まる?

住宅ローンの変動金利はどうなる?〜2019年の推移と2020年以降の予想

変動金利の推移と予想を見ていく前に、そもそも変動金利とはどのように決まるのかを見ていきましょう。


短期プライムレートとは?

住宅ローンの変動金利は、短期プライムレートと呼ばれる値に連動しています。プライムレートとは、市中銀行が最も信用度の高い優良企業に貸し出す際の金利のこと。

 (参考:SMBC日興證券「初めてでもわかりやすい用語集 短期プライムレート」)

短期プライムレートは優良企業に対する貸し出し金利ですから、信用度で劣る個人に貸し出される住宅ローンの変動金利は、短期プライムレートに上乗せした水準となります。ちなみに、短期プライムレートの最頻値は、2009年1月から2020年2月現在まで変わっていません。

短期プライムレートが固定化しているため、変動金利も低水準のまま維持しているという側面もあるのです。
 
(参考:日本銀行統計「長・短期プライムレート(主要行)の推移」

 
基準金利と適用金利

 短期プライムレートに連動して決まるのは、住宅ローンにおける変動金利のうち、基準金利(店頭金利)と呼ばれるものです。しかし、ローンを借り入れる際に適用されるのは基準金利ではありません。

実際に適用される金利のことを適用金利と呼び、基準金利から引き下げ金利を差し引いたものが該当します。引き下げ金利の幅は金融機関によって異なるのです。

変動金利2019年の推移

住宅ローンの変動金利はどうなる?〜2019年の推移と2020年以降の予想

ここまで変動金利がどのように決まるのかを見てきました。

 先ほども触れた通り、金融機関ごとに引き下げ金利が異なっているのがポイント。2019年は、7月末にジャパンネット銀行が住宅ローンに新規参入したことをきっかけとして、金融機関同士の低金利競争が生じた年でもありました。ジャパンネット銀行は2019年7月末、年0.415%という当時最低水準の金利を打ち出したのです。

(参考:ダイヤモンド不動産研究所「ジャパンネット銀行が、住宅ローンに参入!」


 

2020年の変動金利はどうなる?

住宅ローンの変動金利はどうなる?〜2019年の推移と2020年以降の予想

それでは、2020年の変動金利はどのように予想されるのでしょうか。1・2月の推移と、3月以降の予想に分けてご紹介していきましょう。


さらなる引き下げが相次いだ1・2月

変動金利引き下げ競争は、2020年1月にさらなる動きが見られました。

 まず、2020年1月から住信SBIネット銀行による金利引き下げが実施され、ジャパンネット銀行参入時に並ぶ年0.415%を打ち出したのです。それに追随する形で、同じく1月からジャパンネット銀行も年0.399%という史上最低水準まで引き下げました。

 また、2月からauじぶん銀行が年0.410%に引き下げ。電力サービス「じぶんでんき」とセットで契約する場合に限って、ジャパンネット銀行も下回る年0.380%という過去最水準を打ち出しています。

 (参考:住信SBIネット銀行「ネット専用住宅ローン 金利引き下げキャンペーン」

 (参考:ダイヤモンド不動産研究所「住宅ローンの変動金利は、ついに0.3%代の競争に突入!」

 ・参考:auじぶん銀行「住宅ローン」

 
3月以降はどうなる?

いきなり最低水準を更新した変動金利ですが、年間を通じて超低金利のまま維持するのではないかと見られます。

 なぜならば、前年の消費増税、2020年に入ってからの新型コロナウイルスなど、経済のマイナス要因ばかりが目立つ状況だからです。このような中で金利が大幅にアップするとは考えにくいでしょう。

変動金利はお得なのか

一般的に低金利の時は固定金利を選択した方が良い、と言われます。これは、低金利の状態が続くと、将来的に金利が上昇するリスクが高いためです。

 しかし、住宅金融支援機構の調査 によると、実に6割が変動金利型を選択。一般的なセオリーとは状況が異なっています。

 これまで10年以上短期プライムレートが変動していない状況を踏まえ、今後も超低金利が続くという予想のもと、低金利の変動金利を選択する人が多いのです。

確かに2〜3年の範囲であれば大きな金利上昇は考えにくいのが事実。しかし、数10年後を予想するのは難しく、長期に渡る住宅ローンを借り入れる場合には、やはりリスクが大きいというのも認識しておくべきです。
 

まとめ

今回は、住宅ローンにおける変動金利の推移についてご紹介してきました。

超低金利時代が継続していることから、変動金利のハードルが下がっています。一方で、長いスパンで見た場合にはリスクもあると理解した上で、慎重に金利タイプを検討するのが良いでしょう。

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