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2020.03.23

固定金利の推移を分析!気になる今後の固定金利予想

固定金利の推移を分析!気になる今後の固定金利予想

超低金利と言われる近年ですが、固定金利はどのような推移をたどっているのでしょうか。また、今後どのように推移していくのかも気になるところです。
 

そこで今回は、固定金利の推移と今後の予想を分析するとともに、超低金利時代に固定金利を選択する意味についてもお伝えしていきましょう。

 

 

固定金利は長年低水準

まず、近年の固定金利の水準がどのようなものなのか見ていきます。固定金利型住宅ローンの代表格であるフラット35における、直近の金利推移は下記の通りです。

固定金利の推移を分析!気になる今後の固定金利予想

上記のグラフから分かる通り、2019年9月・10月を底値として、2020年にかけて若干の金利上昇が見られます。2019年9月は借入期間21年以上35年以下で年1.110%・借入期間20年以下で年1.050%、10月はそれぞれ年1.110%・1.060%となり、フラット35の貸し出し金利としては実質的な過去最低水準を記録しました。

 (参考:フラット35「借入金利の推移」
 

なお、フラット35は2017年10月の制度改正で団体信用生命保険(団信)がセットになったため、団信の費用支払いも金利に含まれるようになっています。そのため、改正前後の金利水準を比較するには、改正後の金利から保険料分相当の年0.29%をマイナスする必要がある点は要注意。

(参考:フラット35「【フラット35】と【団信】が一つになってリニューアル」

(参考:フラット35「2017年9月30日までにお申し込みのお客さまへ」

 
この点を踏まえ、過去にさかのぼってフラット35「借入金利の推移」を見てみましょう。

固定金利の推移を分析!気になる今後の固定金利予想

上記のグラフを見ると、2015年末から2016年前半にかけて金利が大きく低下して以降、2019年・2020年に至るまで低水準で推移していることが分かります。
それ以前から低水準にありましたが、ここ4〜5年は「超低金利」状態が継続中です。

 

 

低水準はいつまで続く?

固定金利の推移を分析!気になる今後の固定金利予想

それでは、固定金利の低水準状態はいつまで続くのでしょうか。

先ほどお話しした通り、フラット35の貸し出し金利は2019年9月・10月に底値を記録して以降、2020年初めにかけて若干の上昇傾向。しかし、新型コロナウイルスの影響やGDP速報値がマイナスだったことなどもあり、2020年3月以降は再び金利が低下する可能性も指摘されています。

(参考:ダイヤモンド不動産研究所「2020年3月の住宅ローン金利動向を予想!」

 
こうした専門家による予想を総合すると、今後2〜3年の間は多少の動きがあったとしても、固定金利の水準は低いまま推移すると考えて良いでしょう。

ただし、10年先や20年先の金利水準を予想することは困難です。大阪万博のような経済のプラス要因も想定されますが、逆に大きなマイナス要因となる自然災害などが発生する可能性も否定できません。

住宅ローンの返済期間は長期に渡りますので、そうした予測不可能なリスクがあることも理解しておくべきでしょう。

超低金利時代に固定金利を選ぶ意味

固定金利の推移を分析!気になる今後の固定金利予想

ここまでお話ししてきた通り、2020年2月現在、超低金利時代が継続中です。今後数年間は低金利状態が続くという見方が大半なので、固定金利よりも変動金利を選ぶ人が多く見られます。
 
住宅金融支援機構が実施した「2018年度 民間住宅ローン利用者の実態調査【民間住宅ローン利用者編】(第2回)」によると、民間住宅ローン利用者のうち、フラット35のような全期間固定型住宅ローンを選んだ人は14.6%。対する変動型ローンを借り入れた人は、全体の約6割にも達しています。

こうした中で、固定金利型の住宅ローンを選択する意味はあるのでしょうか。結論から言うと、考え方によっては固定金利型を選ぶメリットもあります。


 金利上昇のリスクヘッジができる

繰り返しになりますが、住宅ローンの返済期間は長期に渡ります。向こう2〜3年は低水準が見込まれるとは言え、現在の金利水準は限界まで下がっていると言うこともでき、10年以上先になれば金利上昇のリスクも十分に考えられるでしょう。

固定金利型を選択することで、将来の金利上昇リスクを減らせる点は大きなメリットです。

 
資金計画が立てやすい

経済成長が鈍化している現在では、収入増の保証がある人は少ないのではないでしょうか。そう考えると、金利変動によって返済額が上下する変動金利よりも、完済時まで月々の返済額が決定している固定金利の方が、余裕を持って資金計画を立てられるでしょう。
 

固定金利でも十分に低い金利水準

そもそも、変動金利が選択される理由として一番大きいのが、固定金利に比べて当初の貸し出し金利が低いからというもの。

ただ、先ほどからご紹介している通り、固定金利も過去最低水準。変動金利に比べれば高めとは言え、借り入れるには適した時期と言えるでしょう。

まとめ

今回は、昨今の固定金利の推移および今後の予想についてお伝えしてきました。

現状変動型の金利が低いからというだけで、長期に渡って返済する住宅ローンで変動金利を選択するのはリスクがあります。ライフプランをしっかり考えた上で、固定金利も含めて住宅ローンを検討してみてはいかがでしょうか。

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