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フロアヒンジの機能、交換する際のポイント

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フロアヒンジの機能、交換する際のポイント

フロアヒンジとは、ドアの開閉速度を調整するために床に埋め込まれた器具です。主に、マンションのロビー出入り口の扉や、店舗の入り口などに使われます。

似たような性能を持っているドアクローザーと比べ高価で、一般家屋に設置されている場合がほとんどないため、フロアヒンジの名称には馴染みがないと言う方がほとんではないでしょうか。

マンションや商業施設などで、重いドアが必要以上に速い速度で開閉すると、住民や店舗に訪れたお客が怪我を負ってしまうことになりかねません。これらの危険を回避するためにも、フロアヒンジはドアの開閉速度をコントロールする機能があり、とても重要なものとされます。

この記事では、フロアヒンジの機能、交換する場合の目安、交換する上での留意点について紹介していきます。
 

フロアヒンジの機能

フロアヒンジの機能、交換する際のポイント"

既に述べたように、フロアヒンジとは、ドアの付け根の床部分に埋め込まれ、ドアが閉まる速度を調整する装置です。主な役割はドアが早く閉まりすぎないよう、ゆっくりと閉まるようにすることです。

「ドアクローザーでもいいのでは」と思った方がおられると思います。でも、フロアヒンジで速度を調整するドアの特徴には「重量がある」ことが挙げられます。主に店舗の入り口や、マンションの共用スペースの入り口などに使われているドアがその例です。ドアクローザーのバネやオイルダンパーでは制御しきれない重さのドアに使われるのが、フロアヒンジと言えるでしょう。

重量に耐えることに加えて、フロアヒンジは床に埋め込むことができるので、見た目もスッキリとした印象です。また、強力なバネとオイルダンパーが搭載されているので重い金属製やガラスの扉でも余裕をもって速度をコントロールできると言われます。

なぜ、重い扉の開閉速度を制御する必要があるかというと、重量のある扉が高速で開閉すると危険で、事故の可能性が高まるためです。

また、重量のある扉について、その扉の不具合によって人に怪我をさせた場合には、その施設や建物の責任者などが損害賠償責任を負うことになります。(民法717条第1項)

これらのことから、扉の開閉速度を制御するフロアヒンジの機能はとても重要であるといえます。

フロアヒンジの交換について

フロアヒンジの機能、交換する際のポイント"

フロアヒンジは可動するため、経年劣化は避けられません。バネとアイルダンパーという消耗部品を用いている関係上一定期間、一定回数以上の使用で性能は落ちてしまいます。一応の目安は、使用期間10年、使用回数30万回と言われています。
(参考:フロアヒンジの調整・交換

ただ、屋外に設置されたフロアヒンジの場合、雨水に晒されている関係上、使用期間、使用回数共に短くなってしまいます。さらに、交換する場合にはセメントケースを取り外すため、床を掘り起こすことになり、それについての工賃がさらにかさんでしまいます。ですから、不具合が起きる前に、点検やメンテナンスをを行う必要があるでしょう。


フロアヒンジの交換となる目安

以下に紹介するような症状が出たらフロアヒンジの修理や交換の検討が必要でしょう。

・ドアの開閉速度が極端に速くなった。
そもそもフロアヒンジはドアをゆっくり閉めるためのものです。それが開閉速度が速くなったというのであれば不具合が生じている可能性があります。

原因のひとつとしてはオイル漏れ等により、フロアヒンジがドアの開閉を制御できなくなっていることが考えられます。

先述したように、フロアヒンジを使用する扉は大きくて重い場合がほとんどです。速い速度で開閉しては危険です。人やペットが挟まれる事故の原因となりかねません。ドアの開閉速度が速くなったらそのままにせず、速やかな対処が必要でしょう。

・ドアが開閉しづらい
今度は逆です。フロアヒンジはドアの開閉を制御するためのものであって、開閉しづらくするためのものではありません。開閉しづらくなっている原因としてはフロアヒンジ本体、もしくはセメントケースが腐食によって膨れ上がり、扉本体にはさまっている可能性もあります。放置すると、開閉できなくなることも。施錠できなくなるので、防犯上も問題でしょう。

この場合、フロアヒンジをセメントケースごと交換する工事の検討も必要です。

フロアヒンジ交換の費用

フロアヒンジは一般家屋で使うことを想定されていません。商業施設や、マンションの共有部分の扉で使われる場合がほとんどで、大きくて重い扉を制御するためのものと言えるでしょう。

そのためフロアヒンジに搭載されているバネやオイルダンパーも大型で強力なものです。
それに伴い、同じ扉を制御するという目的であるドアクローザーと比べて本体の価格も高額な傾向です。おおよその目安は1万円以上から5万円ほどでしょう。

これに工賃が加わります。フロアヒンジの交換は本体を床から引っ張り出したり、場合によってはコンクリートを掘り起こしたりするので、専門業者に依頼することになるでしょう。

業者に頼んだ際の費用は5万円から10万円ほどと言われます。
(参考:フロアヒンジ交換
 

まとめ

いかがだったでしょうか、フロアヒンジは大型の扉を制御するのに欠かせない器具です。その分、不調になったら速やかに業者に依頼する等の対処が必要だとおわかりいただけたかと思います。。

お店やマンションの入り口ドアの足元に目を向けて、フロアヒンジを確認してみるのもよいかもしれませんね。

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  • 日刊Sumai編集部

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  • 山口 奈緒子

    大学院で空間デザインを専攻。輸入家具店にて勤務後、リノベ不動産でワクワクする住空間を全国へ広めている

  • 萩原 和

    リノベ不動産にてリノベーションを多数ご提案。その後マーケティング部で&Renoの企画に携わる

  • 山下 さと子

    建築学科卒業、不動産ディベロッパーなどで働いた後、web業界へ転向しフリーランスへ。一児の母

  • 神木 千鶴

    専門商社で営業職に従事、その後出版業界でディレクター・ライターとして勤務。子育てサークル代表