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リノベするなら、どんなタイプのフラッシュ戸?

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リノベするなら、どんなタイプのフラッシュ戸?

「平らな(=flush)板」を表面に貼ることで仕上げた「フラッシュ戸(ドア)」は、最もポピュラーな扉です。それだけにガラスをはめ込んだ「額入り」フラッシュ戸や、ルーバーをはめ込んだ「ガラリ入り」フラッシュ戸などのバリエーションも豊富です。

またフラッシュ戸の素材自体のバリエーションも豊富。ここではそれぞれのメリットとデメリットを説明します。また、フラッシュ戸の反対語である「框(かまち)戸」についてもお話しましょう。
 

フラッシュ戸のメリット

最もポピュラーな扉であるフラッシュ戸は、骨組みと表面に貼られている面材から作られています。一枚板から作られているかに見えるドアの多くが中空、つまりはハリボテになっているのです。試しに手近なドアをノックしてみてください。コンコンといかにもな音がすることでしょう。

ハリボテと聞くと、イメージはあまり良くはありません。にも関わらずフラッシュ戸が広く使われている理由は軽いから。軽いほうが開閉がしやすく、ドア枠や蝶番の耐久性も高まるからです。
 

フラッシュ戸、素材別バリエーション


そんなフラッシュ戸は素材別に、以下の3つに分けることができます。

1.「積層合板」フラッシュ戸
2.「突き板」フラッシュ戸
3.「金属製」フラッシュ戸


1.積層合板フラッシュ戸

「積層合板」とは何枚もの薄板を重ねたもの。繊維の向きを互い違いに貼り合わせていきますから、厚さの割に高い強度を持つと言われます。「ベニヤ板」とも呼ばれており、フラッシュ戸の面材にもよく用いられます。

<メリット>
・コストパフォーマンスが高い
・デザインのバリエーションが豊富

高い強度と低い価格という特徴をあわせ持つ積層合板を面材に用いたフラッシュ戸は、比較的高いコストパフォーマンスを持っています。表面は塗装や木目がプリントされたシートで仕上げますから、デザインのバリエーションも豊富です。

<デメリット>
積層合板フラッシュ戸のデメリットは経年劣化が避けられないところです。特に表面の塗装や木目プリントシートは年々みすぼらしくなってしまいがちです。


2.突き板フラッシュ戸

積層合板の表面を木目が美しい本物の薄板で仕上げたものを「突き板」と呼びます。突き板の魅力は積層合板の強度と本物の木目をあわせ持つところです。

<メリット>
・木目が美しく丈夫である
・経年変化が楽しめる
・伸縮による狂いがない

無垢材のようなリアルで美しい見た目と丈夫さ以外に、突き板フラッシュ戸の魅力は経年変化が楽しめることでしょう。また無垢材に付き物の湿度による伸縮もありません。

<デメリット>
突き板の表面を覆っているのは薄板ですから、キズがつくと下地の積層合板が見えてしまいます。また見た目が本物っぽくてもノックをするとやっぱりハリボテなのもデメリットといえるでしょう。


3.金属製フラッシュ戸

一般家庭ではほとんど使われませんが、表面を金属が覆ったフラッシュ戸もあります。耐久性と耐火性が高いメリットから、公共の場所でよく使われています。一方で金属特有の冷たい質感はインダストリアル系インテリアなどとの相性は良さそうです。
 

フラッシュ戸の反対語「框(かまち)戸」

リノベするなら、どんなタイプのフラッシュ戸?"

框(かまち)と呼ばれる枠組を組んで、内側に面材をはめ込んだドアを「框戸」と呼びます。框戸の中には面材に積層合板を用いているものもありますが、多くは無垢材が用いられており、ハリボテではない本物の質感が魅力となっています。

メリット
・本物ならではの質感
・経年変化の美しさ

無垢材ならではの手触りやノックをしたときの重量感のある音が、框戸のメリットとしてあげられます。無垢材のフローリングを張ったなら扉に用いたいのは框戸。フローリングが経年とともに味わいを増していくのと同様に框戸も経年変化を見せてくれるでしょう。キズが付いても下地の積層合板が顔をだすことはありません。

デメリット
框戸のデメリットは価格の高さとフローリングとのマッチングの難しさでしょう。特に問題になるのがフローリングとピッタリ色目を合わせること。全く同じ木質の框戸となると種類が限られてしまいますから、フルオーダーするかステインで着色するなどの工夫が必要と覚えておいてください。
 

一枚板のドア

框で周りを囲むのではなく、一枚板で扉を作る方法があります。こうなると完全オーダーになりますし、上質な一枚板を選ぶと価格も天井知らずです。重量もかなりのものになるでしょう。また、扉本体とのバランスを考慮すると、ドア枠や蝶番も高価なものを使わざるを得ないでしょう。

しかし手に入るのは唯一無二の表情と重厚感。ショップの入り口などに用いると、他との大きな差別化をはかることができるでしょう。
 

まとめ

メリット・デメリット両面から考えると、フラッシュ戸は非常に優秀だとおわかりいただけたかと思います。また、フラッシュ戸はバリエーションが豊富なので、リノベーションを検討する際の有力な候補扉となるでしょう。ただ、せっかくリノベーションするならば扉もこだわりたい!こんな方にはフラッシュ戸は向いていないかもしれません。

そんな場合には框戸や一枚板を選びたいものですが、価格がネックとなる可能性があります。しかし長い間、一緒に過ごすのですから少々高くてもしょうがない!そう思われるなら、フラッシュ戸に加えて、框戸や一枚板扉の情報も把握して、こだわりのリノベーションの計画を立てるのはいかがでしょうか。
 

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  • 日刊Sumai編集部

    自分らしい家づくり、住宅事例やリノベーションなどの情報を発信。ライター多数在籍

  • 山口 奈緒子

    大学院で空間デザインを専攻。輸入家具店にて勤務後、リノベ不動産でワクワクする住空間を全国へ広めている

  • 萩原 和

    リノベ不動産にてリノベーションを多数ご提案。その後マーケティング部で&Renoの企画に携わる

  • 山下 さと子

    建築学科卒業、不動産ディベロッパーなどで働いた後、web業界へ転向しフリーランスへ。一児の母

  • 神木 千鶴

    専門商社で営業職に従事、その後出版業界でディレクター・ライターとして勤務。子育てサークル代表