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マンションの断熱リフォームのポイントは?

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マンションの断熱リフォームのポイントは?

2~3階建ての木造アパートや戸建て住宅からマンションヘ引っ越しされた方は、断熱性の良さにびっくりされることも多いのではないでしょうか。

実は、マンションの断熱性は戸建て住宅よりずっと良いと言われます。特に、四方を住戸に囲まれている中部屋は断熱性に優れる傾向にあります。

そんな断熱性のよいマンションで、断熱リフォームをする際には、窓と外壁面の2ヵ所をポイントとしておさえるようにしましょう。

今回は、窓と外壁面の断熱、それから断熱と切り離せない換気についてのお話です。
 

マンションの断熱の特徴

マンションの断熱性はとても良い

マンションは、角部屋や屋上階を除けば四方を部屋に囲まれている形です。そのため、熱の出入りする場所が廊下側とベランダ側、2ヵ所に限定されているため断熱性がとても良いのが特徴と言われます。

昭和の時代に建てられたマンションであっても、今の住宅に劣らない断熱性能がある場合も。マンションから戸建て住宅に引っ越してきた人が、「戸建て住宅は寒い」と口にするのはマンションの断熱性がとても良く、戸建て住宅の断熱性が追いついていないことが原因とも考えられるでしょう。


換気に注意

断熱と気密、この二つはセットで考える必要があります。マンションは、鉄筋コンクリートで作られているため気密性も良いのが特徴です。

また、注意したいのは、古いマンションは24時間換気が設置されていないところもあり結露が出やすい点です。特に、北側はいつも日かげで結露が発生しやすくなります。

解消するためには、換気経路を再検討したり24時間換気を付けるなどがポイントでしょう。
 

マンションの断熱リフォームのポイント

内窓の設置が有効

最初に検討する断熱リフォームとして、内窓の設置があげられます。

古いマンションであっても、壁の断熱性能は窓より高くなります。窓は面積も大きいため、夏の暑さや冬の寒さが窓からどんどん入ってきます。それらを防ぐためにも、内窓の設置が有効とされます。

内窓を設置すると、窓の断熱性能が2~3倍に向上すると言われます。窓から大半の熱が逃げていくため設置の効果ははっきりと実感できるでしょう。また、2重窓による防音効果もかなり期待できます。

内窓単独でも工事できます。断熱リフォーム工事としては、ハードルが低いのもうれしいところです。

デメリットのひとつは、サッシが二重になるため開け閉めの手間が増えるところ。また、内窓の気密性はあまり良くないことが多く、冬場に外側のサッシに結露ができてしまうこともあります。

総合的にみると、最も手軽に効果のある断熱リフォームでしょう。

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壁の断熱

外に面する壁の断熱リフォームも有効でしょう。

コンクリートは、木に比べて熱を伝えやすい性質があります。そしてコンクリートは断熱性能はほとんどありません。マンションはコンクリートの厚みがあるので、すぐには熱を伝えませんが、それでも外の冷たさを室内に伝えてきます。古いマンションは、外に面するコンクリートに断熱材が取り付けてないか、あってもごく薄い断熱材であったりします。この部分の断熱材を断熱性能の良いものへと変更します。これにより断熱性能を良くして熱が室内に入りづらくなります。

また、古いマンションで、断熱材がない場合もあります。ここに断熱材を取り付ける工事を行うと、とても暖かくなります。角部屋に位置しても、断熱材を入れることで同様に暖かい空間を作ることができるでしょう。

壁断熱リフォームの際に注意したいのはマンションの管理規約。管理規約に「コンクリートへの工事禁止」と明記している場合があり、事前確認が必要です。

少しハードルが高いですが、全面リフォームの際には取り入れたい工事です。

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熱交換型換気扇の設置

空気の入れ替えでは、できるだけ熱が逃げないように、また冷気が入ってこないようにしたいところです。熱交換器付き換気扇を取り入れることで、できるだけ熱が逃げないようにすることが可能です。

熱交換器は、その名の通り熱だけを上手に残して換気できます。せっかく温めた空気をそのまま捨てるのはもったいないので、熱交換器を通して上手に換気を行いましょう。

マンションは気密性が高く、匂いや湿気こもりやすくなります。匂いや湿気は、換気扇を使って外に追い出しますが、代わりに冷たい外気が入ってきますね。熱交換型換気扇を設置することで、少しでも熱が逃げるのを防ぐことができるでしょう。

注意したいのは、換気扇自体を導入できるか検討するところ。マンションは吸気口や排気口の大きさや数が限られているため導入の検討する必要があります。導入には今の吸気口・排気口の位置だけでなく、エアコンスリーブを使った給排気も検討しなければならないかもしれません。そうなると、エアコンもマルチ式の高いものを使う必要もあるかもしれません。

紹介した3つの中では最もハードルが高く、相談・検討が必要な工事と言えるでしょう。
 

断熱リフォームの費用

最後は気になる費用を少しご紹介します。

内窓の設置費用

内窓の設置は、内窓のみの工事でできるのでコストパフォーマンスに優れる工事でしょう。

今回は、インプラス/LIXILを使用した場合を想定して試算しました。
工事費込みで、ガラスはペアガラスを使っています。

・ベランダ側の掃き出し窓(幅1.6m、高さ1.8m):18万円ほど
・廊下側 腰窓 (幅1.6m、高さ1.1m):14万円ほど


壁の断熱費用

壁の断熱は窓と違い、他の工事と一緒に行う必要があります。内装を大々的に工事する場合や、スケルトンにしてリノベーションを行う場合などに合わせて工事を行うと効率的、且つ効果的でしょう。

都内の3LDKの標準的なマンションで試算しています。

・硬質ウレタン吹付( 厚さ40mm、面積30m2): 18万円ほど


熱交換型換気扇の設置費用

熱交換型換気扇も、壁の断熱と同じく他の工事と一緒に工事します。内装を大々的に工事する場合や、スケルトンにしてリノベーションを行う場合などに合わせて工事を行うことがおすすめです。

都内の3LDKの標準的なマンションで試算しています。

熱交換型換気扇の設置:35万円~

尚、工事費用は、業者や工事を行うマンションの状況、そして使用する建材などで異なります。上記は目安としてご参照ください。
 

まとめ

今回はマンションの断熱リフォームのお話でした。

マンションは戸建て住宅に比べて断熱性がよいため、断熱工事をする箇所として、廊下とベランダ側にポイントを絞って行うことをおすすめします。

中でも、内窓はコストパフォーマンスがよくマンションの断熱リフォームに適した工事方法です。マンションの断熱リフォームをご検討の際には、ぜひ参考にしてください。
 

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Writer

  • 日刊Sumai編集部

    自分らしい家づくり、住宅事例やリノベーションなどの情報を発信。ライター多数在籍

  • 山口 奈緒子

    大学院で空間デザインを専攻。輸入家具店にて勤務後、リノベ不動産でワクワクする住空間を全国へ広めている

  • 萩原 和

    リノベ不動産にてリノベーションを多数ご提案。その後マーケティング部で&Renoの企画に携わる

  • 山下 さと子

    建築学科卒業、不動産ディベロッパーなどで働いた後、web業界へ転向しフリーランスへ。一児の母

  • 神木 千鶴

    専門商社で営業職に従事、その後出版業界でディレクター・ライターとして勤務。子育てサークル代表