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2020.01.30

無垢床材のお手入れについて考えてみる

無垢床材のお手入れについて考えてみる

フローリングを憧れの無垢材に変えようと思った時、気になるのはそのお手入れではないでしょうか?無垢材はとても心地よく、温かみのある建材です。一本一本天然の木から切り出し、我が家にやってきた大事な無垢材。所々に見える年輪や木目の美しさや、素足で触れた時の暖かさ、ふわっと香る木の香りなど、毎日を癒してくれるでしょう。

しかし、その分加工されたフローリングよりもコストはかかりますし、お手入れも手間がかかってきます。メリットもたくさんありますが、お手入れしないことによるデメリットもしっかりと頭に入れておかなければなりません。

第一に、無垢材には水分は天敵です。溢してしまった水分はしっかりと拭き取らないとカビやシミの原因にもなります。皮脂の汚れや埃も気になりますよね。

こだわりの無垢材を使ったのだから、長く綺麗なままで保ちたい。毎日のお手入れや特別なお手入れ、どういうときに必要なのかなど、無垢材のお手入れ方法を解説します。

経年劣化によるしっとりとした艶や心地よさは毎日のお手入れから

無垢床材のお手入れについて考えてみる

無垢材のお手入れを怠ると一体どうなってしまうのでしょう。
たとえば、家族が揃うリビングやダイニングではたくさんの人がフローリングの上を歩き、ふと何かこぼしてしまったり、お子様がクレヨンで可愛らしい落書きをしてしまうかもしれません。

時が経てば裸足で駆け回り、部活帰りのカバンをそのまま置いたり、日常の中でフローリングが汚れてしまう場面はいくつも浮かびます。

そんな日常の汚れも天然素材の無垢材ならではの経年劣化かもしれません。でも、日々のお手入れや掃除を怠れば経年劣化を楽しめないくらい汚れてしまうことも充分考えられます。

特に水や油は天然素材である無垢材にとっては天敵です。素早く拭き取らないとカビやシミの原因にもなり、見た目の問題だけでなく木が傷んだりと後々のダメージがとても大きくなります。

凹みや傷に関しても放置しておくとそこに汚れや皮脂垢がたまりやすくなり見た目もどんよりとしたものになってしまいます。

無垢材のしっとりとした艶や温かな雰囲気は日々のお手入れから段々と生まれてくるものです。傷ができたらすぐに手当てをし、汚れがついたらしっかりと拭き取るという基本的なお手入れをしっかりとしていれば10年後も20年後もしっかりとした無垢床を楽しむことができます。

塗装によるお手入れの違い

無垢床材のお手入れについて考えてみる

無垢材の基本的なお手入れは、硬く絞った雑巾で拭く、油性の汚れの場合は中性洗剤を溶かしたぬるま湯を含ませた雑巾を固く絞って、雑巾が汚れにつかなくなるまで拭き取りを繰り返すことです。さらに無垢材に施されている塗装によってもお手入れ方法は少し変わってきます。

無垢床材にウレタン塗装をした場合。ウレタン塗装とは合成樹脂を無垢床材の上にコーティング塗装することを指します。無垢床材の表面に薄い膜を張るので光沢が良く、摩耗性にも優れています。

お手入れは基本的な無垢床材と同じで乾いた雑巾などで行います。なかなか落ちない汚れには中性洗剤を溶かしたぬるま湯に浸した雑巾を固く絞り拭き上げて汚れを落とします。
また、ウレタン塗装には仕上げのワックスは必要ない場合が多くあります。

つぎに自然塗装と呼ばれる天然油脂を使った塗装の場合です。天然の塗料を木材の表面から内部までしっかりと浸透させて木の表面を守ります。無垢床材の本来の質感が残りやすいのがこちらの塗装です。
しかし自然塗装は傷や凹みの補修はしやすいのですが、油膜による防汚ができないのでどうしても汚れはつきやすくなります。普段のお手入れは基本のお手入れと変わらないのですが、しっかりとお手入れをしたいときは専用のワックスクリーナーを使って汚れを拭き取ります。

また上からワックスをかける場合必ず塗装したオイルと同じメーカーのものを使うようにしたほうが良いでしょう。ホームセンター等で市販されているもの細かな成分が違ったりして、毛羽立ちや汚れの悪目立ちが出ることがあります。

大まかに、ウレタン塗装と自然塗装とで分けましたが、どちらも基本は毎日のお手入れ、汚れがついたらすぐに拭き取る、などになります。

傷やへこみができたときは

無垢床材のお手入れについて考えてみる

無垢床材に傷や凹みができたとき、とても気分が落ち込むし一刻も早くなんとかしたいと感じるでしょう。木材の種類によっては軽い衝撃や角が当たったなどでも凹みが出る場合があります。温かな質感の木材になるほど、木は柔らかく傷や凹みがつきやすくなります。

そういった傷や凹みは、無垢床材ならではの落とし方があるのでご安心を。

床につきやすい傷といえば家具を移動させた時などにできる引っ掻いた筋のような傷。このタイプの細く引っ掻いたような傷は、目の細かいサンドペーパーで擦ってから木材や塗装にあったオイルを塗るとかなり目立たなくなります。

オイルが浸透するのでサンドペーパーで削った部分もしっかりと保護できます。ケア製品を扱っている施工会社や専門店もあるのでどの木材を使ってどのような塗装をしているのかを相談してケア用品を揃えておくと安心ですね。

凹みには実は無垢材の性質を利用したケア方法があります。無垢材は天然木ですので、水分を含んだり熱を加えることによって膨張します。時間がそれほど経っていない凹みなら水を含ませたティッシュやキッチンペーパーを凹みの部分に置いて水分を浸透させるだけで元に戻ることも。

少し大きな凹みには凹み部分に水分をしっかりと吸収させた後、ドライヤーやアイロンの熱を当て凹んだ部分を元に戻します。小さな凹みだとこの方法でほとんど目立たなくなります。特別な道具も必要ありませんので、気がついた時にはすぐに補修ができますね。

まとめ

以上が無垢床材のお手入れや補修方法になります。木のぬくもりを大切に、こだわって施工した無垢床材。日々のお手入れや自分でできる補修方法を適切な時にきちんと行えば、無垢床材を綺麗なままずっと楽しむことができます。

家族の歴史を紡いでいく大切な場所として、きちんとお手入れをする習慣をつけていきたいですね。

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