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失敗しない内壁の素材の選び方

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失敗しない内壁の素材の選び方

新築やリノベーションを考える際、こだわってみたいのが内壁の仕上げです。普段の模様替えでは、クロスの張り替えだけでも大ごとです。

 しかし、いざカタログを見せてもらうと、思った以上にたくさんの種類があることに驚きます。もちろん、そこにはそれぞれがどんなものなのかという説明も添えられていますが、情報量が多すぎてかえって混乱することも。

そこで今回は、内壁材の種類を大きく3つに分けて、その特徴と選び方を簡単にご説明します!

一番人気の壁素材「クロス」

失敗しない内壁の素材の選び方"

価格:低~中 メンテナンス性:高 デザインの自由度:高

内壁の仕上げ素材として最も一般的なのは、やはりクロスです。価格が安く、工期も短いのが特徴です。色、柄、テクスチャ(表面の立体的な質感)が自由に選べ、壁の一面だけ、あるいは壁の一部だけに異なるクロスを張るなど、デザイン的な自由度が高いのも魅力です。

 大きく樹脂(ビニール)製と紙製、そして布製の3種類に分類され、この順番に価格が上がります。樹脂製は汚れや破れに強いため、小さなお子さんのいるご家庭の子供部屋や、リビング向けと言えます。紙製と布製は独特の高級感があるため、リビングや応接、客間などに良いです。

 また、見た目だけでなく調湿や防臭などの機能性素材も多く、そういった側面からの選択もよいでしょう。

ただし、(特に樹脂製は)経年劣化に弱く、継ぎ目のはがれや、気候によってはカビが発生することもあります。空調の効率を上げるために部屋の気密性を上げている場合は、特に注意が必要です。(張り替えることで修繕は可能です)

癒しの「木材」壁

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価格:中 メンテナンス性:低 デザインの自由度:中

 木材の美しい見た目と癒しの効果、そして清潔感から流行の木材仕上げは、特にダイニングの仕上げとして人気があります。

調湿性と断熱性があり、防音(吸音)性も他の素材と比べると高めですので、街中や大きな道路が近くにある立地なら、寝室やリビングにもお勧めです。

価格に関しては、間伐材(森林管理のためいわゆる間引きで伐られた木材。樹齢が若いため安い)を利用できれば比較的安いですが、フシ(枝があった跡)が目立つものも多いのでよく確認しましょう。

また、湿気を吸うと膨張する性質を持つため、雨が非常に多い地域だとでは、特に反りや割れが発生する可能性もあります。フローリングのような合板や樹脂で仕上げたものであれば、そのリスクを抑えることができます。ただしその代わりに、無垢材と比べると見た目や質感が劣ってしまうことにもつながります。木材を検討する場合は、できるだけ実物に触らせてもらえる業者さんを選び、納得いくまで比較・検討しましょう。

意外な快適素材「塗り」壁

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価格:中~高 メンテナンス性:低~中 デザインの自由度:低
 
和室の砂壁や土壁、漆喰に代表される、塗り仕上げは、汚れにやや弱く(拭き掃除ができない)、地震でひび割れる可能性があるなど耐久性もやや低いです。何度か塗り重ね、しっかり乾かさなければいけないので、施工期間も長く、価格も高め…とちょっと敬遠されがちな特徴を持っています。

 ですが、素材的に静電気がたまりにくいため、ほこりが付きにくく、光などの影響をほぼ受けないため、何年経過しても見た目にほとんど変化はありません。模様替えをしようとして棚を動かしたら、その後ろの壁だけ日焼けしてなくて…といったことが起こりにくいわけですね。

機能性という意味でも優秀で、調湿性や、防音性能も高く、断熱性も優れています。基本的に燃えない素材(漆喰も石灰が主成分なので燃えにくいです)ため、耐火性の素材でもあります。

メンテナンス性が低めとはいっても例外があります。それが「漆喰」です。これは消石灰を主成分とした塗り素材なのですが、比較的手軽に扱えるため、業者さんによっては、施主が塗らせてもらえるサービスをしているところもあります。

これの何が良いかというと、「自分で塗った壁に愛着がわく」ことと、「汚れたら自分で上塗りする技術が身につく」点です。こだわりの家づくりに自分も積極的に参加できる、というのは他にないメリットと言えるでしょう。

水に強くて清潔…だけじゃない「タイル」壁

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価格:中~高 メンテナンス性:低(ただし掃除は簡単) デザインの自由度:中~高 

言わずと知れた水回りの壁素材代表です。基本的に薄い陶磁の板を並べて目地材で固定するものですが、レンガや自然石を埋め込む工法も便宜上これに含めましょう。

基本的に水に強いため掃除がしやすく、塗り壁と同じく日焼けなど光の影響もないためその美しさを長く保てます。はめ込むタイルには様々な種類があり、組み合わせ次第で複雑な模様やモザイクアートも楽しめるため、リビングなどのくつろぎの空間にも適した特徴を持っています。

ただし、凝れば凝るほど工期と費用がかさむので、多用は禁物です…!

 堅牢ですが音を反射するので、音響に気を遣う部屋、例えばピアノなどを置く部屋やシアタールームなどには不向きです。

また、吸湿性がないので、環境によっては結露が発生する場合もあります。ただし、これはレンガのような多孔質のものを使うか、壁自体の断熱処理をしっかりしておけば、ある程度防げます。

 釘や鋲が打てないので、絵画や時計、花などを壁に飾りたい場合には、あらかじめ専用の部材を埋め込むことを依頼に含めるか、ピクチャーレールなどの代替案を検討しましょう。

おわりに

内壁の仕上げは、部屋の印象はもちろん居心地までも左右する重要な要素です。インテリアと比べて、おいそれと変えることができませんから、慎重になりすぎて素材ひとつとってもどうしてよいかわからなくなることもしばしばです。

 その部屋でどんな生活をするのか…見た目だけでなく、素材それぞれの特徴を活かした壁選びをしたいものです。この記事が、わずかでもあなたの助けになれたとすれば、幸いです。

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  • 日刊Sumai編集部

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    大学院で空間デザインを専攻。輸入家具店にて勤務後、リノベ不動産でワクワクする住空間を全国へ広めている

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    リノベ不動産にてリノベーションを多数ご提案。その後マーケティング部で&Renoの企画に携わる

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    建築学科卒業、不動産ディベロッパーなどで働いた後、web業界へ転向しフリーランスへ。一児の母

  • 神木 千鶴

    専門商社で営業職に従事、その後出版業界でディレクター・ライターとして勤務。子育てサークル代表