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珪藻土を長持ちさせるメンテナンスの秘訣を教えます

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珪藻土を長持ちさせるメンテナンスの秘訣を教えます

近年、建材やインテリア素材として人気の珪藻土。コースターやバスマットなどの小物類から珪藻土を使った壁紙まで、色々なアイテムがあります。珪藻土とは、海底や湖底に棲む珪藻という藻類の殻の化石からできている堆積物です。珪藻の殻は二酸化ケイ素でできていて、珪藻土もその二酸化ケイ素が主成分となります。

歴史も長く、古くは2000年も前からギリシャにて「軽くて水に浮く建築材料」として使用されていたそうです。太古の昔から人々の生活に密接して使われてきた珪藻土。それだけに魅力もたくさんあり、特に注目されているのが「調湿機能」です。珪藻土には小さな穴がたくさん空いていてそこで悪臭物質を吸収分解したり、夏場の湿度を吸収しています。逆に乾燥した時期には吸湿した湿度を吐き出し、湿度を調節してくれるのです。

便利で魔法のようなエコロジー素材の珪藻土ですが、メンテナンスももちろん必要です。珪藻土の寿命は一般的には2年ほどと言われています。珪藻土を長持ちさせるためには、どのようなメンテナンスをしていけばいいのかご説明します。

珪藻土に使われる素材とは

珪藻土は先述したとおり海底や湖底にすむ珪藻の化石が堆積したもので、天然成分100%の安全な素材です。調湿性と耐火性にとても優れていて昔からレンガや七輪、熊本城の内壁などにも使われています。

珪藻土はそれ単体では固まらないので、建材として使うにはつなぎが必要です。つなぎ材はセメントや合成樹脂など様々ですが、大きく「自然素材」と「合成樹脂」に分けることができます。

自然素材にこだわってインテリアや建材として取り入れるなら、つなぎ材も自然素材のものがおすすめ。主に調湿効果を考えて使うなら珪藻土の入っている割合も重要になってきます。珪藻土含有率の高い方が吸湿効果は高いので、珪藻土を選ぶ際にはしっかりチェックしましょう。

バスマットやコースターのお手入れ

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珪藻土のお手入れですが、まずは小さなアイテムから慣れていくことをおすすめします。バスマットやコースターは水に濡れる機会も多く、自然とメンテナンスの回数も増えます。珪藻土のバスマットやコースターにもいくつか種類があり、含まれている珪藻土の成分によって水洗いができるものとできないものに分かれます。基本的に、洗剤は使ってはいけません。

水分をタオルで拭き取り、直射日光の当たらない場所に陰干しをしておくと長く使うことができます。「直射日光の方がしっかり乾くかも」と太陽の光に当ててしまうと、バスマットのような大きなものは反り返って割れてしまうこともあります。

使っているうちに出てくる黄ばみは、洗剤でゴシゴシするのではなく紙やすりなどで丁寧に削って磨いていきましょう。なるべく目の細かい紙やすりを使った方が、均一に綺麗に削れます。

割れやすいイメージの珪藻土ですが、バスマットくらいの大きさなら少々叩いたくらいでは割れません。しかし、段差や敷物の上で不安定なまま使い続けると割れる恐れがあります。倒しても割れてしまう可能性があるので、陰干しの際は注意が必要です。

珪藻土の壁紙のお手入れ

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エコロジーな建材として人気なのが、珪藻土の壁紙です。珪藻土にはナチュラルな色合いだけでなく、グレーやブラック系の落ち着いた色合いやブルーやオレンジなどの差し色にも使えそうなしっかりした色などもあり、「建材にこだわりたい」という方におすすめ。

ですが、使っていくうちに手垢などで汚れてくることも。特に扉の近くやスイッチの近くは触れる頻度が高くなるので、汚れが目立ちやすくなります。

毎日のお掃除では、毛の柔らかなブラシやホウキを使って優しく埃を落としましょう。頑固な埃は乾いた雑巾で優しく擦り落とすようにしてください。力を入れてゴシゴシ擦ると珪藻土に傷がついたり、割れてしまう恐れがあるので要注意です。

珪藻土の壁紙に水分を使った掃除は厳禁。珪藻土は水分をとても吸収しやすいため、濡れた雑巾などで拭くと表面の汚れと共に吸収されてシミになってしまいます。水分を含んだ珪藻土は表面が柔らかくなるので、拭き掃除の摩擦の力で表面が削れたり割れてしまうこともあるので注意が必要です。必ず乾いた状態で、優しく拭くようにしてください。

珪藻土の壁紙の汚れがひどいときは塗り替えも検討

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珪藻土の壁紙は毎日大切に掃除していても、皮脂汚れや生活での汚れなどが少しずつ溜まっていきます。手垢や何かが擦れてできたような軽い汚れなら、消しゴムを使って軽く擦るだけで落とすことが可能です。表面のみにできたシミなら、目の細かい紙やすりで擦ると綺麗になります。

しかし、そのようなお手入れではカバーできないほど大きなしつこい汚れがついてしまった時は、壁紙の塗り替えをおすすめします。その場合は部分的ではなく、その壁全体を塗り替える作業になります。DIYでもできなくはないですが、家の中で大きな面積を占める壁への作業になるので専門的な知識を持った業者の方に行ってもらう方が安心でしょう。

まとめ

珪藻土には定期的なメンテナンスが必要です。天然素材でできているとはいえずっと丈夫で使えるものではなく、メンテナンスを怠ったり間違った方法でメンテナンスを行うと早くダメにしてしまう恐れがあります。

こだわりを持って大切に付き合っていきたいアイテムなので、丁寧に適切なメンテナンスを行いましょう。

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  • 日刊Sumai編集部

    自分らしい家づくり、住宅事例やリノベーションなどの情報を発信。ライター多数在籍

  • 山口 奈緒子

    大学院で空間デザインを専攻。輸入家具店にて勤務後、リノベ不動産でワクワクする住空間を全国へ広めている

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    リノベ不動産にてリノベーションを多数ご提案。その後マーケティング部で&Renoの企画に携わる

  • 山下 さと子

    建築学科卒業、不動産ディベロッパーなどで働いた後、web業界へ転向しフリーランスへ。一児の母

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    専門商社で営業職に従事、その後出版業界でディレクター・ライターとして勤務。子育てサークル代表