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2017.09.01

名古屋の喫茶文化は江戸時代まで遡る

名古屋の喫茶文化は江戸時代まで遡る

皆さんは名古屋めし、といえば何を思い浮かべますか? 味噌カツ、ひつまぶし、手羽先、台湾ラーメン、など名古屋には名物と言える食べ物がたくさんあり、名古屋に訪れたことがある方は何を召し上がろう迷ったことがあるのではないでしょうか。 そんなたくさんのグルメがある中でも、特に名古屋の人々に愛されているのが喫茶店。 友人とはもちろんのこと、家族でも喫茶店やカフェを利用する方が多いようで、休日は家族そろって朝からモーニングに出かける、ということも珍しくありません。 そのため、名古屋の街中には、至る所に老舗の喫茶店から新しいカフェまで、たくさんの店舗があります。 今回はそんな東京から移り住んだ新妻である私の視点から、名古屋の喫茶文化について、注目してみたいと思います。        

喫茶店が多い理由

  そもそも何故名古屋の人々が喫茶店を好んで利用しているのかご紹介したいと思います。現在、名古屋市内には4,000軒を超える喫茶店があり、全飲食店の中での比率は約40%と全国平均の約25%を大幅に上回っています。   そこには大きな要因が2つあるといわれていて、1つ目は土地代の安さです。 喫茶店の開業ラッシュであった昭和30年~50年に、都市部の中では比較的土地代が安く、個人でも街中に店舗を出店しやすかったといわれています。 そのため他店との差別化を図るために、モーニングやおつまみなどのおまけサービスが生まれ、新聞や雑誌、漫画などを多く取り揃え、座り心地のよいソファで長居を促す、くつろぎの空間が生まれました。 今では全国区の知名度となった、コメダ珈琲をイメージいただけるとより伝わりやすいのではないかと思いますがが、コーヒー1杯の料金でトーストやゆで卵がつくようなサービスは朝から忙しいビジネスマンを中心に、今もなお愛され続けています。   名古屋めし     2つ目の要因は江戸時代まで時を遡ります。 当時、名古屋周辺を治めていた尾張徳川家の藩主や家臣は代々芸事に熱心で、舞踊や能だけでなく、お茶にも長けていました。 海や山に囲まれたこの地域は生産性が高く、庶民の生活もゆとりのあるものでした。 そのため戦前くらいまでには農家にも一式、野点の道具があり、農作業の合間に一服を楽しむ習慣があったと言われています。 お茶とお茶菓子で一服をしていたものが、現在はコーヒーとモーニングやおつまみ、といった文化に変わっていった形です。 つまり名古屋の人々の喫茶店好きは現代よりもはるか昔、江戸時代の頃から続いていたと言ってもよいのではないでしょうか。    

モーニングサービスの激化

  先述させていただいているように、喫茶文化の中でも、特に名古屋を中心に愛知県や岐阜県で愛されているのが、モーニングのサービスです。 関東など他の地域では、朝からモーニングをやっている店舗は少ないかも知れません。 しかし中京圏の喫茶店の多くは、朝から必ずといっていいほどモーニングサービスをしています。またそのサービス競争は喫茶店以外の一部外食産業をも巻き込む形となっています。 提供されるサービスも多岐に渡り、一般的なトーストやゆで卵のみならず、食べ放題や和食サービスとしておにぎりやうどんを出している店舗も存在しています。     これらのモーニングサービスは、普通の食事と変わらなくなってきていることも多いようで、提供時間が開店からランチタイム前の11時くらいまで、というところもあれば、朝から夕方まで提供している「フルタイムモーニング」なるものまで出てきています。 このような多様性やサービス競争は、日本国内でも他の地域で見られることが少ない文化であるため、名古屋めしの分類として、観光客に親しまれているところもあるのではないでしょうか。   名古屋めし    

愛され続けるカフェ

  ここまで、喫茶店について焦点をおいてご紹介をしてきましたが、最後に名古屋で愛され続けているカフェを1軒ご紹介したいと思います。   名古屋めし   名古屋市千種区今池駅から徒歩10分ほどの閑静な住宅街にある「マッシモ・マリアーニ」はヨーロッパの要塞のような外観と、クラシカルな店内で、優雅な気分になれると人気のカフェです。 オープンは1982年で35年以上この場所で営業を続けていますが、今も昔も変わらない魅力と味を保ち続けるカフェで、お昼から深夜まで女性客を中心に客足が途絶えません。 バブル期には、男性が女性にケーキやドリンクなどご馳走する際によく利用されていたようで、クラシカルながらもどこかムーディーな雰囲気も感じることができます。   お店を訪れた際に必ず召し上がっていただきたいのがケーキメニュー。 一品ずつ丁寧に盛り付けて提供される、「デセールスタイル」で味だけではなく、見た目の華やかさでも楽しませてくれます。 一番人気はこちらのショートケーキ。自家製で作っているふわふわのシフォンケーキに生クリームや季節のフルーツが彩り鮮やかに盛られています。昔からずっと変わらないメニューですが、現在でもインスタグラムなどSNS映えする、ということで若い女性の方も多く訪れています。   名古屋めし 名古屋めし   ドリンクメニューも充実していて、スマートなグラスで出てくる、アイスカフェ・オレ・フロアやテ・オレ(ロイヤルミルクティー)ももちろんのこと、ホットのドリンクメニューはどれもウエッジウッドやロイヤルコペンハーゲンなどこだわりの器で用意してくださいます。今日はどんなカップだろうと、楽しみにしながら訪れていただくのもよいのではないでしょうか。   こちらは深夜1時まで営業しているので、夜カフェにも最適です。    

最後に

  いかがでしたでしょうか。 名古屋を訪れた際には、まずは早起きをして喫茶店でモーニング、お昼は名古屋めしを堪能、そして夜は美味しいドリンクとケーキで締めていただく、というのも贅沢かもしれませんね。是非参考になさってください。"

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