2018-08-09

収納王子のルーツに迫る! 実家の話、聞かせてください

記事:日刊Sumai
収納王子のルーツに迫る! 実家の話、聞かせてください 画像
芸歴25 年の漫才師(ツッコミ)と"収納王子"、ふたつとない二刀流を貫くコジマジックさん。実家や現在の家庭の話から、そのルーツに迫ります。


profile
(一般社団法人日本収納検定協会 代表理事 小島弘章)片づけ・収納・住まいに関する確かな知識と実績を持つプロフェッショナルでありながら、松竹芸能で25年の芸歴を積んだ、主婦層に圧倒的な支持を受ける男性ライフスタイル系タレントのパイオニア的存在。収納に" 笑い"を取り入れたセミナーが話題となり、年間講演依頼数は200本以上、著書・監修本は累計35万部を超える。"収育"を理念として掲げた日本収納検定協会を設立し、お片づけを楽しむ検定「収納検定」をスタートさせる。
ホームページ http://shu-ken.or.jp/
ブログ http://ameblo.jp/kojimagazine/
 

Q 最近、ご両親が家の建て替えをされたそうですね

「ふたりだけの家になるから、自分が納得いく空間で生活したい」と母が父に伝えて始まった建て替え、無事完了しました!
僕もハウスメーカーさんとの打ち合わせに同行したのですが、入り口に"収納王子コジマジック様ご来店"と書かれてあって、スタッフさん全員が店頭で迎え入れてくださって。
「いろいろ言いにくいなぁ」と(笑)。

でも結果的に母好みの、僕も違和感なく居られる家になりました。
ただ洗濯機から干すまでの行動動線が長めで、洗面所も広めということもあり、電動で上げ下げができる室内物干しユニット「ホシ姫サマ」を新築祝いとしてプレゼントしたら、すごく喜んでくれました。

Q 建て替え後の実家を見て「なるほど」と感心したことは?

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写真)
母の実家で撮影。8 歳までの団地暮らしを経て平屋へ。
「引っ越しして部屋が増えても家族全員なんとなくダイニングに集まってました」


今までの生活で不便だった部分を改善していることです。

以前は一番よく日が当たる部屋が応接間でしたが、建て替え後はそこを自分たちが一番長く過ごすダイニングにしてて「なるほどな」と。当時は「お客さんが来るから一番いい場所を」という発想だったようですが、そんなにしょっちゅうお客さんも来ないので(笑)。

そこで、明るくて庭も見えるダイニングに逆転させたという。建て替え後は、バルコニーのあるリビングで父が昼寝してる姿を見ると「あぁ素敵やな」と感じます。
自分たちの今後のライフスタイルを見据えて、家づくりをしたんですね。


 
 

Q "収納王子"として活動し始めて実家について思うことは?

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写真)
七五三の記念写真。「兄は母が20歳のときに生まれたんです」。
相部屋の頃は学習机の間に棚を置いてそれぞれの空間を確保していたそう。


"収納王子"として活動し始めて気付いたことがありました。

「実家を撮影したい」と番組から依頼があった時、母がすごく嫌がったんです。
「おじいちゃんのお下がりの家に住むの我慢してたんだ」ってその時初めて気付きました。
インテリア雑誌もよく読んでたし"理想の家"像が強くあったんでしょうね。

ただ後日、説得してやっと出てもらった番組で両親のクローゼットを見たらめちゃくちゃきれいで(笑)。
丈が右肩上がりになるように服が掛けてあったり、引き出しを開けたら色がグラデーションになるように並べてキチッと縦型収納されてたり。
それを当たり前のように見てきたから、今の自分があるんだなと気付きました。

 

Q 子どもの頃からずっとキレイ好きなんですか?

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写真)
中学で生徒会長、高校(写真)で応援団長を務めた頃は「人生最大のモテ期」。
「電話線を引いたのも彼女と話したかったからなんんです...」


小・中・高と片付けについて怒られたことは一度もないんですよ!
年子の兄はめちゃくちゃ収納が苦手だったんで、次男の僕は常に片付けをして"兄は怒られてるのに僕は褒められてる"というのがうれしかったんです(笑)。

ただ唯一、めちゃくちゃ怒られたのは、物心ついた頃、ダイニングの固定電話から自分の部屋に勝手に電話線を引いたこと。
やると決めたら延長コードを買ってきて、家じゅうに又釘を打ち、キレーーに電話線を這わせて。
勝手にやったことに対して、すごく怒られたんです。
当時の僕は「でも配線は職人さん並みにできてるけど!?」と変な反論をしてましたね(笑)

 

Q お母さんからヒントを得た収納テクは?

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なんといってもカラボ(カラーボックス)ですね。

僕の両親は駆け落ちして若くして結婚したんです。
若い頃はそんなに裕福ではなく、最初は団地暮らしでしたし、祖父母から譲り受けた平屋も"THE和"でハイカラじゃない。

でもお金がないなりに、いかにおしゃれに見せるかを母は常に考えていたんでしょうね。
そこでよく活用してたのがカラボです。
今ほどカラーバリエーションもなかったので、カラボにカッティングシートを貼ったりして工夫していました。

そんな環境での生活を通して母から伝えてもらったことは、今の僕の原点になっていますね。

Q 実家と現在の小島家で、家族間のルールはありますか?

小さい頃は、家に関するいろんなことを家族4人で一緒になってやっていました。

たとえば小学生の頃に子ども部屋をつくるときも、最初は兄と僕の相部屋だったので「どういう雰囲気にしたい?」「どんな家具の向きがいい?」と、僕らふたりにもちゃんと意見を聞いてくれました。
そうしてイメージが固まったら、父と兄弟で手を動かす...という流れですね。

今の僕の家庭でも、定期的に「この日は家のことをする日」と夫婦ふたりで決めて衣替えや模様替えなど、家に関することを一緒にやっています。
4歳の息子と2歳の娘も、少しずつ手伝ってくれるようになってきました。

Q 2人のお子さんがいる今、暮らし方や収納の変化は?

最近、子どもたちのクローゼットに畳む服だけでなく、掛けて収納する服が増えました。

そこで、カラボを活用して、服を掛けられて幼稚園バッグも置けるスペースをつくりました。
先日幼稚園帰りの4歳の長男が自分でバッグを定位置にしまってて、うれしかったですね。

あとはシューズラックも子どもの靴が増えて来たので、僕のお気に入りの靴を処分したり(笑)
でもシューズラックからも「家族になってきたんだな」って実感します。

子どもの成長とともに、片付け方や家のあり方は変わってくる。
「収納スペースは家族を感じられる場所なんだな」と楽しんでます!
 


撮影 難波雄史(扶桑社)